野菜・花・果樹・庭木の育て方植物栽培ナビ

栽培管理|フイリゲットウの育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

フイリゲットウの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

フイリゲットウ写真

 フイリゲットウは、ニューギニア原産の常緑多年草です。葉脈に沿って乳白色の斑が入る葉が美しく、観葉植物として人気の植物です。夏の室内で風にそよぐ姿は、なんとも涼し気で大変癒されます。  「フイリ(斑入り)ゲットウ」の名前から、ゲットウ(Alpinia zerumbet)の斑入り品種と思われがちですが、種が違うので、性質もやや異なるため注意が必要です。

管理

置き場所

 年間を通して室内の明るい日陰に置いて楽しみます。直射日光に当てると、葉焼けしたり、葉が内側に丸まったりします。このような症状が出た際は、鉢をもう少し日陰に移動させます。

水やり

 春から秋の生育期は、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりします。水やりの際は、株全体に水をかける方がよく育ちます。真夏は乾きやすいので、特に水切れに注意しましょう。

 冬は乾かし気味にし、鉢土の表面が完全に乾いてから水やりをします。

 また、乾燥した環境を嫌うので、エアコンの風が当たらないように避け、こまめに霧吹きなどで葉水を与えましょう。ときどき浴室やベランダなどに鉢を移動させて、株全体に水をかけると、葉の表面がきれいになります。

 なお、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」も利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期に2~3カ月に1回程度、用土1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。

 また、6月から9月の高温期の間は、2週間に1回程度、液体肥料「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 暖かな室内の明るい場所に置いて、10℃以上に保ちます。鉢土は乾かし気味に管理します。

ふやし方

 5月下旬から7月ごろ、株分けでふやすことができます。鉢いっぱい広がった株の根鉢を取り出し、土を軽く落としたうえで、よく切れるナイフなどを使って3つか4つに切り分けます。分けた株はそれぞれ観葉植物用培養土で植えつけ、傷んだ葉を切り除いたら、強風の当たらない日陰に置いて1週間から10日ほど養生させます。

(1)鉢の縁を叩いて根鉢を取り出す。

(2)根が詰まった大株の場合は、スコップの刃をさし込んで根鉢を切り分ける。

(3)根鉢の下1/3ほどをカットする。

(4)根をほぐして古土を軽く落とし、下葉の落ちた茎は、株元まで切り戻す。

(5)観葉植物用の培養土を使って、元の鉢に植え直す。

 

栽培のポイント

 よく間違えられるキフゲットウとの違いは、耐寒性と、耐光性です。フイリゲットウは、寒さに弱く、直射光線を嫌うので、それぞれ性質にあった場所に飾って楽しんでください。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

フイリゲットウの育て方のページです。
eグリーンコミュニケーションは、家庭園芸に関する悩みの解決方法、ガーデニングライフを楽しんでいただくための植物の育て方、虫や病気や雑草に関する情報をお届けしています。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。

contents