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準備と植え付け|グミの仲間【地植え】の育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

グミの仲間【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

グミの仲間【地植え】写真

 グミの仲間(グミ科グミ属)は、アジアからヨーロッパ、北アメリカに60種ほどが自生する、落葉または常緑の木本で、その多くの種類の果実は食用にできます。日本には約15種が自生しますが、そのなかでも園芸的に最も多く栽培されているのが、常緑でつる性のナワシログミと、落葉低木のナツグミです。  ナワシログミは、本州中部地方以南から九州に分布する常緑低木で、葉と果実を観賞します。枝は密に茂って長く伸び、

植えつけ方

植えつけ

 ナワシログミなどの常緑種は、肥沃な土壌の日なたであれば、乾きすぎや過湿にもよく耐え、土質を選ばず生育します。落葉種は、水はけがよく、極端に乾きすぎない日なたで育てます。活着すれば根の生育もよく、旺盛に枝を伸ばします。
 植えつけは、成長が止まった10〜11月、または厳冬期を除いた2月下旬〜3月に行ないます。根鉢の大きさの2倍の深さ、幅の植え穴を掘り、掘り上げた土の1/2〜1/3量の腐葉土や完熟堆肥などを混合した用土で植えつけます。根鉢のまわりに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根鉢と植え土をなじませます。ぐらつく場合は支柱を立てておきましょう。
 生け垣は、イラストを参考に植えつけてください。なお、グミの仲間は株元から枝が叢生し、樹高が1mほどでこんもりとした樹形になるので、奥行きは1mほど必要です。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

グミの仲間【地植え】の育て方のページです。
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