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栽培管理|グミの仲間【地植え】の育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

グミの仲間【地植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

グミの仲間【地植え】写真

 グミの仲間(グミ科グミ属)は、アジアからヨーロッパ、北アメリカに60種ほどが自生する、落葉または常緑の木本で、その多くの種類の果実は食用にできます。日本には約15種が自生しますが、そのなかでも園芸的に最も多く栽培されているのが、常緑でつる性のナワシログミと、落葉低木のナツグミです。  ナワシログミは、本州中部地方以南から九州に分布する常緑低木で、葉と果実を観賞します。枝は密に茂って長く伸び、

管理

水やり

 特に必要ありませんが、極端に乾く夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。

肥料

 2〜3月に寒肥として、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」や「マイガーデン花・野菜用」を1㎡当たり150g、あるいは固形の油かすを施します。さらに、落葉種には涼しくなる9月下旬、常緑種には開花後の10〜11月に、同様の肥料を施します。

剪定

 常緑種のナワシログミなどは、生け垣などとして栽培します。そのため、6月に伸びた枝を切り戻して、複数の枝を出させてこんもりとした樹形にするように剪定します。さらに、2〜3月に徒長枝を切って樹形を整えます。斑入り品種では、斑の入らない緑の葉が出てきたら、基部から切り除きます。
 落葉種は、落葉期に蕾のついた枝を残して、徒長枝、枯れ枝や重なった枝を切り除きます。

ふやし方

 さし木でふやすことができます。6〜7月に、長さ5cmほどで枝先を切り、1時間ほど水揚げをして、植物成長調整剤「ルートン」を切り口にまぶしてから、さし木用土や赤玉土小粒などにさします。たっぷりと水やりして、日陰に置いて管理します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

グミの仲間【地植え】の育て方のページです。
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