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準備と植え付け|こでまりの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

こでまりを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

こでまり写真

 コデマリの属するバラ科シモツケ属は、シモツケやユキヤナギなど小型で観賞価値の高い花木が含まれる重要なグループです。北半球の温帯に100種ほどが分布します。  コデマリは、古くに中国から渡来し、江戸時代初期から観賞用に栽培されてきたなじみの深い、春を代表する花木です。和名の小手毬(こでまり)は、花の集まり(花序)を小型の手まりに見立てたものですが、江戸時代には「鈴掛(すずかけ)」と優雅な名で

植えつけ方

植えつけ

 幹が多数出て、樹高1.5mほどになるので、庭植えで栽培します。極端に乾燥しない土壌で、日当たりと風通しのよい場所であれば、土質を選ばずよく育ちます。成長が早く、株が大きくなるので、植え場所を広めにとっておきます。

 植えつけは、2月中旬~3月、または10~11月までが適期です。根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土や少量の完熟堆肥などを混合して植えつけます。伸びすぎた根は切って整理します。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などで突いて根と植え土をなじませます。秋に植えつけるときには、地際から枝を切ってもかまいません。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

こでまりの育て方のページです。
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