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栽培管理|フィクス・ウンベラタ(フィカス・ウンベラータ)の育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

フィクス・ウンベラタ(フィカス・ウンベラータ)の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

フィクス・ウンベラタ(フィカス・ウンベラータ)写真

 ゴムノキの仲間で、存在感のある大きなハート形の葉が魅力的な観葉植物です。ほかのゴムノキ類と比べ、葉が柔らかく繊細で明るいイメージがあります。一般的には「ウンベラータ」の名で呼ばれ、おしゃれなインテリアプランツとして近年、根強い人気を得ています。中鉢から大鉢、最近ではミニ観葉でも見かけます。  原産地はアフリカ西部から中央部の熱帯アフリカ低地で、樹高10mもの高木となります。

管理

置き場所

 年間を通じてよく日に当てます。初夏から秋までの高温期は、戸外に置いて直射日光に当てるとよいでしょう。ただし、室内にあった株をいきなり強光線に当てると葉焼けを起こすので、徐々に慣らしながら明るい場所に移動させます。日照不足になると間のびして、軟弱に育ちます。晩秋には室内に取り込み、10℃以上を保つ場所に置いて管理します。

水やり

 春から秋の暖かい時期は、鉢土の表面が乾いたらたっぷり与えます。特に夏はよく乾くので、水切れに注意します。

 空気が停滞したり、乾燥が続いたりすると「ハダニ」が発生しやすくなります。時々戸外に出して株全体にシャワーをかけて、葉の表面に積もったホコリなどを洗い流すと同時に、「ハダニ」予防をしましょう。葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」も利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 冬は、水やりを控え、乾かし気味に管理します。

肥料

 春から秋の生育期の間は、2~3カ月に1回程度、用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料マイガーデン液体肥料」、花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり替わりに施します。

冬越し

 最低気温が10℃を下回る前に、室内に取り込みます。高温性のため、リビングなど暖房の効いた部屋に置くようにしましょう。ただし、エアコンの温風が直接当たらないよう注意します。

ふやし方

 6月から7月ごろ、さし木でふやすことができます。さし木の際は、切り口から出る白い樹液を洗い流してから、植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶして、清潔な赤玉土小粒などにさします。

 また、同じ時期に、取り木でふやすことも可能です。取り木は、根を出させたい位置で環状剥皮し、その部分に軽く湿らせたミズゴケを巻いて行ないます。取り木でふやすと、はじめからある程度ボリュームのある株をつくることが可能になります。

(1)取り木は、表皮と木部の区別がつきやすいゴムノキ類でよく行なわれる方法。幹の途中に幅1.5~2cmほどの表皮をナイフなどではぎ取る。

(2)軽く湿らせた握りこぶし大の水ごけを(1)に巻きつけ、透明ビニールシートで包んで乾燥を防ぐ。

(3)取り木中は、水ごけを当てた部位が折れやすくなるので、枝に支柱を添えておくとよい。

(4)2カ月ほど経ってビニールシートの外側から発根が見えるようになったら、下部をカットして新たな株として植えつける。

 

栽培のポイント

 

 一本立ちの株は先端の頂芽を剪定すると、脇枝が出て、ボリュームのある樹形に育ちます。

(1)幹の先端を、葉のつけ根のすぐ上でカットする。

(2)カットした位置から脇枝がのびてふえ、ボリュームが出る。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

フィクス・ウンベラタ(フィカス・ウンベラータ)の育て方のページです。
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