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準備と植え付け|さくらの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

さくらを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

さくら写真

 単に花見といえばサクラ観賞を指すように、サクラは日本を代表する花木です。国花であることはもちろん、ほかの植物に先駆けて、古く日本書紀や古事記にも登場しています。しかしながら、その当時(奈良時代)は、中国から渡来したウメの方が愛好されていました。その後、平安時代以降になって、サクラがもてはやされ、花と言えばサクラというように、春の花木の代表として扱われるようになりました。  サクラ属には、ア

植えつけ方

植えつけ

 販売店や園芸書などで樹高や樹形をあらかじめ調べておき、大きくなる品種は広い場所、小型品種であれば狭い空間にと、適した場所を選びます。

 庭植えの場合は、土質は特に選ばないので、水はけがよい日なたに植えつけます。根鉢の直径の1.5倍ほどの穴を掘り、掘り上げた土に元肥として完熟堆肥などを混ぜ合わせて植えつけます。支柱を立ててから、根の間に土が入るように棒などで突きながら埋め戻し、充分に水やりします。

 鉢植えの場合は、根鉢を1/3ほど崩して、長く伸びた根を切り、赤玉土中粒、川砂、腐葉土を5:2:3の割合で混合し、底にゴロ土を入れて植えつけます。

 庭植え、鉢植えともに植えつけの適期は、落葉後から新芽が動き出すまでの11月から3月です。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

さくらの育て方のページです。
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