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栽培管理|ペペロミアの育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

ペペロミアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ペペロミア写真

 ペペロミアは、コショウ科サダソウ属の常緑多年草、ときに一年草で、世界の熱帯から温帯に約1000種があるといわれています。日本にもサダソウ(P. japonica)とシマゴショウ(P. bininsimensis)が分布しています。  葉は肉厚なものが多く、色や形も様々で観賞価値が高いため、観葉植物として人気があります。

管理

置き場所

 年間を通して、室内の明るい日陰に置きます。耐陰性があり、比較的暗い場所でも楽しめますが、長期間そのような場所に置くと、徒長して軟弱な株になります。

 夏は、レースのカーテン越しの光に当てて、その他の季節は、ガラス越しの光に当てるようにしましょう。

水やり

 春と秋は鉢土の表面がすっかり乾いたことが確認できてから水やりし、夏は、鉢土の表面が乾いてきたら水やりします。基本的に乾燥にはよく耐えますが、比較的葉の薄いカペラタ(P. caperata)などは、極端に乾燥させないようにしましょう。

 なお、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 また、冬は生育を休止するので乾かし気味に管理します。

肥料

 春から秋の生育期に2~3カ月に1回程度、用土1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料マイガーデン液体肥料」、花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

 冬は肥料は不要です。

冬越し

 暖かな室内の明るい場所に置き、鉢土を乾かし気味に管理します。鉢土の表面が完全に乾いてから数日後に、水やりする程度で大丈夫です。なお、水やりする際は、比較的暖かな日の日中を選んで与えてください。

ふやし方

 株分け、さし木、葉ざしでふやすことができます。

 株分けは、5~7月ごろが適期です。植え替え時に不要なわき芽に根をつけて切り取り、観葉植物用培養土に植えつけます。

 さし木は、5月中旬~7月に行ないます。株の先端にある天芽を5~6節でカットし、下の2~3節分の葉を摘み取ってから、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶして、清潔な赤玉土中粒などにさします。さし木後は、明るい日陰に鉢を置き、乾かさないように水やりすれば1カ月程度で発根します。新芽が数枚出てくれば、十分発根しているので鉢上げできます。

 葉ざしは、健全な葉1枚に葉柄を2~3cmほどつけた状態で切り取り、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしたものを、パーライトとバーミキュライトを1:1で混合した用土を入れたさし床にさします。

 鉢を明るい日陰に置き、乾かさないように管理すれば、1カ月半から2カ月ほどで新しい芽がのびてきます。新しい葉が2~3枚開いたら鉢上げします。 なお、斑入り品種は斑が消えてしまうので、株分けでふやします。

 

栽培のポイント

 乾燥に強く、過湿に弱いので、水の与え過ぎには十分注意します。特に気温が低い冬は、かなり乾かし気味にして構いません。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

ペペロミアの育て方のページです。
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