植物栽培ナビホヤ属の育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

サクララン‘コンパクタ'

Hoya carnosa ‘Compacta'

 矮性種で、葉が丸まって凸凹となる。

 

フイリサクララン

H. caronsa ‘Variegata'

 淡黄色の斑が葉の縁に入る(覆輪斑)

 

サクララン‘エクゾティカ'

H. carnosa ‘Exotica'

 淡黄色の斑が葉の中央部分に入る(中斑)

 

フイリシャムサクララン

H. kerrii ‘Variegata'

 淡黄色の斑が葉の縁に入る(覆輪斑)

 

ムルティフロラ

H. multiflora

 茎はつるにならず立性で、低木状となる。シューティングスター、天の川、ひこ星などの名でも呼ばれる。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 水ごけ植えが容易でおすすめですが、赤玉土と軽石を混ぜたものなどでも栽培出来ます。用土1ℓ当たり4gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけましょう。通常のつるになるタイプは、ヘゴ仕立てにしたり、行灯仕立てにしたりして楽しみます。多くの種類は花が下向きに咲くので、吊り鉢仕立てもおすすめです。

 株が大きく育ってきてバランスが悪くなったものは、5~8月の高温期に1回り大きな鉢に植え替えます。古い用土を1/4程度落として、新しい用土で植えつけます。

 水ごけ植えの場合は、古い水ごけを丁寧にほぐし、同様に新しい水ごけを使って植えつけます。

 

栽培管理

管理

置き場所

 年間を通して明るい日陰に置きます。真夏の直射日光は避けますが、日照が足りないと花つきが悪くなったり、咲かなかったりするので、真夏以外の季節はできるだけ明るい場所に置くようにします。

水やり

 高温多湿な環境を好むので、葉水をこまめに与えます。春から秋は植え込み材料の表面が乾いたら水をやりましょう。葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 冬はかなり乾かし気味に管理します。

 いずれの季節も鉢土の過湿は根腐れの原因になるので、十分注意します。

肥料

 春から秋の生育期には、2カ月に1回程度、用土1ℓ当たり4gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 3℃以上で冬越ししますが、鉢土が湿っていると寒がるので、乾かし気味にし、霧吹きで湿度を保ってやる程度とします。

ふやし方

 5~8月にさし木でふやします。充実した枝を2~3節切って下葉を落とし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、湿らせた水ごけでくるみ、2.5~3号ポットに植え込みます。さし木後は、明るい日陰に置き、ビニール袋などで覆ってやると、1カ月程度で発根してきます。

 

栽培のポイント

 花を咲かせるには、つるを長く伸ばしてやる必要があります。つるが短かったり、日照が不足したりすると花が咲きません。1回花が咲いた茎には、来年も花が咲くので、切り落としてしまわないように注意します。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

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