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栽培管理|ホヤ属の育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

ホヤ属の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ホヤ属写真

 ホヤは、東アジア、熱帯アジア、オーストラリア、太平洋諸島に約200種が分布するキョウチクトウ科の着生植物です。多くはつる性で、樹木の幹や岩上を這って育ちますが、つるにならないものもあります。  日本の九州、沖縄などにも自生するカルノサ(Hoya carnosa)は、サクラランの名前で親しまれ、古くから栽培されています。つる性で茎は太く、光沢のある多肉質の葉をつけます。

管理

置き場所

 年間を通して明るい日陰に置きます。真夏の直射日光は避けますが、日照が足りないと花つきが悪くなったり、咲かなかったりするので、真夏以外の季節はできるだけ明るい場所に置くようにします。

水やり

 高温多湿な環境を好むので、葉水をこまめに与えます。春から秋は植え込み材料の表面が乾いたら水をやりましょう。葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 冬はかなり乾かし気味に管理します。

 いずれの季節も鉢土の過湿は根腐れの原因になるので、十分注意します。

肥料

 春から秋の生育期には、2カ月に1回程度、用土1ℓ当たり4gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 3℃以上で冬越ししますが、鉢土が湿っていると寒がるので、乾かし気味にし、霧吹きで湿度を保ってやる程度とします。

ふやし方

 5~8月にさし木でふやします。充実した枝を2~3節切って下葉を落とし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、湿らせた水ごけでくるみ、2.5~3号ポットに植え込みます。さし木後は、明るい日陰に置き、ビニール袋などで覆ってやると、1カ月程度で発根してきます。

 

栽培のポイント

 花を咲かせるには、つるを長く伸ばしてやる必要があります。つるが短かったり、日照が不足したりすると花が咲きません。1回花が咲いた茎には、来年も花が咲くので、切り落としてしまわないように注意します。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

ホヤ属の育て方のページです。
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