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栽培管理|ミニメロン【地植え】の育て方

監修:広島市植物公園 島田有紀子

ミニメロン【地植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ミニメロン【地植え】写真

 デザートの王様、メロン。病気に弱く、気難しいイメージのある野菜ですが、300~500gのミニメロンであれば重くないので、ネットに誘引することができ、緑のカーテンに仕立てることができます。ありきたりのカーテンとは一風変わったリッチなカーテンを楽しんでみませんか。  本格的な網目模様が入る‘ころたん'や、ノーネットメロンの‘かわい~ナ'などがあります。これまで、網目模様が入るネットメロンは、栽

管理

置き場所

 日当たりと風通しがよく、水はけのよい土壌で育てます。長雨に当たると病気が発生しやすいので、マンションのベランダなど、やや高い軒があるような場所があれば最適です。株元が蒸れるのを防ぐため、バークチップなどで株元にマルチングしておくとよいでしょう。

水やり

 プランター植えの場合、表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。庭植えの場合は、根づいたら水やりはほとんど不要です。ただし、生育が旺盛になり、大きな葉がしおれそうになったら水やりを行ないます。収穫が近づいたら、乾かし気味に管理すると、甘いメロンが収穫できます。

肥料

 プランター植えの場合は、植えつけ2~3週間後と、果実が4cmぐらいになったときに、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を用土1ℓあたり6g施します。その後も次々に果実がなるときは追肥しましょう。

 庭植えの場合は、果実が6~7cmくらいになったときに、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²あたり60g、株元にばらまいて施し、土寄せしておきます。

 

管理のポイント

 確実に着果させるため、雌花が咲いたら、午前中のできるだけ早い時間に人工授粉を行ないます。メロンは雄花と雌花が別々に咲くので、雄花の花弁を取り、花粉をむき出しにして、雌花の柱頭が黄色くなるように、ポンポンと花粉をつけます。

 開花後45~50日で、果実が濃い黄色を帯び、果実のつけ根のへた部分に「離層」と呼ばれるひびができて、果実が離れそうになったら収穫できます。このころになると、果実からよい香りもしてきます。うっかりして果実が落ちてしまうのを防ぐため、ネット袋などで保護しておくのも一つの方法です。

 

ふやし方

 毎年苗を購入しましょう。

監修 広島市植物公園 島田有紀子

広島市植物公園にて、ベゴニアやゼラニウムをはじめ、種々の草花と鉢花を扱う。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修了。農学博士。科学的な根拠をもとに植物の魅力を最大限に発揮させることを心がける。著書に、「よくわかる栽培12か月木立ち性ベゴニア」(NHK出版)、「ナチュラルガーデンをつくる~宿根草~」(共著・NHK出版)、「園芸入門」(共著・NHK出版)、「球根の開花調節」(共著・農文協)、「農業技術体系」(共著・農文協)など多数。

ミニメロン【地植え】の育て方のページです。
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