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栽培管理|フウセンカズラの育て方
監修:広島市植物公園 島田有紀子
フウセンカズラの栽培管理と収穫の方法について紹介します。
北アメリカ南部原産のつる性の1年草で、巻きひげを持ち、フェンスなどに絡みつきながら、よく繁茂します。夏に緑がかった白色の小花を咲かせ、その後、紙風船のように膨らんだ袋状の果実をつけます。 果実が茶色く熟すと、黒地に白いハート模様の入った丸いタネが3粒得られます。ふわふわとした果実もタネの表情も、愛嬌があります。 暑さと強い日ざしに強く、日よけを目的としたカーテンや垣根のほか、アー
管理
置き場所
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
水やり
表土が乾き始めたらたっぷりと水やりをします。
肥料
元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」混ぜておきます。定植後は、2週間に1回程度、1000倍に薄めた液体肥料「マイガーデン液体肥料」や「花工場原液」や「ベジフル液肥」を水やり代わりに与えます。あるいは、2ヶ月に1回、適量の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、 「マイガーデン植物全般用」を根元にばらまいて施します。
管理のポイント
つるの誘引は大変なので、放任で構いません。手のかからない植物です。
ふやし方
茶色くなった果実から、タネを採取します。上手に育てれば、1株から200個以上のタネが取れるでしょう。タネを取ったら冷暗所で乾燥保存し、来年用に供します。
広島市植物公園にて、ベゴニアやゼラニウムをはじめ、種々の草花と鉢花を扱う。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修了。農学博士。科学的な根拠をもとに植物の魅力を最大限に発揮させることを心がける。著書に、「よくわかる栽培12か月木立ち性ベゴニア」(NHK出版)、「ナチュラルガーデンをつくる~宿根草~」(共著・NHK出版)、「園芸入門」(共著・NHK出版)、「球根の開花調節」(共著・農文協)、「農業技術体系」(共著・農文協)など多数。
フウセンカズラの育て方のページです。
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