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栽培管理|ヨルガオの育て方

監修:広島市植物公園 島田有紀子

ヨルガオの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ヨルガオ写真

 ヨルガオは、アサガオやルコウソウと同じヒルガオ科に属します。熱帯アメリカ原産で、本来は多年草ですが、寒さに弱いため、園芸的には1年草として扱われています。当然のことですが、朝に咲くアサガオに対し、ヨルガオは夜に咲きます。夏は夜8時頃から、晩夏以降は夕方4時くらいから甘い香りを放ちながら開花し、翌朝にはしぼみます。純白の花がぼんやりと夜の闇に浮き立ち、優雅かつ妖艶な印象です。

管理

置き場所

 日当たりのよい場所で育てます。短日植物であるため、夜間に照明が当たらないように注意してください。前年にヨルガオを育て、病気が発生した場所は、避けた方がよいでしょう。

水やり

 表土が乾き始めたらたっぷりと水やりします。

肥料

 元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、 「マイガーデン植物全般用」を1㎡当たり150g混ぜ込んでおきます。定植後は、10日に1回程度、1000倍に薄めた液体肥料「花工場原液」や「ベジフル液肥」を水やり代わりに施すか、2ヶ月に1回、適量の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を根元にばらまいて施します。

 

管理のポイント

 つるはおう盛に伸びるので、まっすぐに伸ばしてもよいのですが、より丈夫な株にするために、茎が50cmほど伸びた時に、軽く折り曲げて土に埋めるという方法があります。こうすると、茎から根を下ろし、茎が太くなります。

 また、つるはぐんぐん伸びていくのですが、開花は比較的遅く、真夏になってから。生育初期のうちはネットの下の方を、ジグザクに横方向にも誘引し、ネットの頂部までつるが届いたら折り返し、下の段へ誘引すれば、つるの上の方にだけ花が固まって咲くのを防ぐことができます。

 

ふやし方

 タネでふやすことができます。充実したタネが採取できるのは、11月に入ってから。大きく膨らんだ紫色の果実ができていれば、中に1粒のタネが入っています。タネは白色をしていますが、未熟ではありません。アサガオに比べて結実が遅いので、それまでは株を片づけずに気長に待ちましょう。採種したら、冷暗所で乾燥保存して来年用に供します。

監修 広島市植物公園 島田有紀子

広島市植物公園にて、ベゴニアやゼラニウムをはじめ、種々の草花と鉢花を扱う。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修了。農学博士。科学的な根拠をもとに植物の魅力を最大限に発揮させることを心がける。著書に、「よくわかる栽培12か月木立ち性ベゴニア」(NHK出版)、「ナチュラルガーデンをつくる~宿根草~」(共著・NHK出版)、「園芸入門」(共著・NHK出版)、「球根の開花調節」(共著・農文協)、「農業技術体系」(共著・農文協)など多数。

ヨルガオの育て方のページです。
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