植物栽培ナビアカザカズラ【地植え】の育て方

監修  広島市植物公園 島田有紀子
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

育て方

植えつけ

 ホームセンターや通信販売などで苗が販売されているので、入手するとよいでしょう。定植適期は5月上~中旬です。庭植え、または大型のプランターなどに植えつけます。

 植えつけ2週間ほど前に苦土石灰1m²当たり100gを混ぜ込んでおき、植えつけ時に、完熟牛ふん堆肥を1m²当たり2kg、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり100gを混ぜて耕します。

 プランター植えの場合は、市販の野菜用配合土に粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1ℓ当たり4g混ぜたものを利用してもよいでしょう。

 株間は20cm程度、プランターであれば2~3株が目安です。なお、プランターで栽培すると、庭植えの場合よりもやや葉が小さくなります。

 植えつけ2ヵ月後の7月から10月ごろまで、摘心を繰り返しなら収穫し、茎の先端のほうの柔らかい部分を食するとよいでしょう。

 

仕立て方

カーテン例

 つるは3m以上に伸びますが、あまり枝分かれせず、また、葉が小さいため、放任ではきれいなカーテンになりにくい傾向にあります。ネットを利用して絡めるときは、目が粗いものよりも、小さな目(10cm角以下)のものを用意し、栽培初期から頻繁に摘心し、分枝を促します。あるいは、ネットを利用しない場合は、立てる支柱の間隔を15~20cm程度にし、密に茂らせます。

 

栽培管理

管理

置き場所

 日当たりと風通しのよい場所で育てます。水はけのよい土壌を好みます。

水やり

 表土が乾いたらたっぷり水やりします。

肥料

 植えつけ前に施す元肥のほか、追肥として、庭植えでは粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり30gを月1回、地面にばらまいて施し、土寄せします。

 プランター栽培では、粒状肥料「マイガーデンベジフル」用土1ℓあたり5gを、月1回土の表面にばらまくか、液体肥料「マイガーデン液体肥料」や「花工場原液」や「ベジフル液肥」 の1000倍液を、週1回水やり代わりに与えます。

 

管理のポイント

 つるは上へ上へと伸びていくので、あっという間に2階まで到達しますが、ほとんど枝分かれしないので、すき間だらけのカーテンになりがちです。若い苗のうちに数回摘心し、上方の節のわき芽が伸びるように促すとともに、収穫するときも葉だけを摘むのではなく、草姿のバランスを考慮しながら、つるをある程度切り戻すようにします。

 

ふやし方

 さし芽、またはムカゴをとって植えたり、地下の球根を分けてふやすことができます。

 さし芽は、つるの先端を5~6cmで切って培養土や水にさすと発根します。気温25℃ぐらいのときが適期です。

 ムカゴは葉腋に形成され、それを採取して袋に入れ、暗所で保存しておきます。翌年の5月に、土の上に置くと発芽します。

 関東地方以西では、地下の球根はそのままにし、株元に土を盛って冬越しさせることができます。こうしておくと、翌年は株立ち状に発芽するので、1年目よりも2年目以降のほうが、立派なカーテンができ上がります。

 

監修  広島市植物公園 島田有紀子
広島市植物公園にて、ベゴニアやゼラニウムをはじめ、種々の草花と鉢花を扱う。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修了。農学博士。科学的な根拠をもとに植物の魅力を最大限に発揮させることを心がける。著書に、「よくわかる栽培12か月木立ち性ベゴニア」(NHK出版)、「ナチュラルガーデンをつくる~宿根草~」(共著・NHK出版)、「園芸入門」(共著・NHK出版)、「球根の開花調節」(共著・農文協)、「農業技術体系」(共著・農文協)など多数。

害虫・病気対策

写真を選んで対処薬剤へGO!

アカザカズラ【地植え】で適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
アカザカズラ【地植え】の育て方のページです。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。
商品の使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。