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栽培管理|なたまめの育て方

監修:広島市植物公園 島田有紀子

なたまめの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

なたまめ写真

サヤが中国の青龍刀のような形をしていることから名づけられたナタマメは、マメ科のつる性の一年草で、熱帯地方に分布しています。タネ(豆)にはタンパク質のほか、アミノ酸やミネラル、食物繊維などが含まれ、昨今の健康志向から、完熟した豆を乾燥させて、粉末にしたお茶が注目を集めています。

管理

置き場所

 日当たりと風通しのよい場所で育てます。なお、連作障害を起こしやすいので、前年にマメ科植物を植えた土には植えないようにしましょう。

水やり

 土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりします。ただし、発芽前に水をやりすぎると、タネが腐るので注意します。

 生育し始めると、葉が大きいうえによく茂るので、特にプランター栽培の水切れには注意します。

 花が咲き始める6~7月と9月に、株元から30cm程度離れたところに、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり30g施します。

 プランターでは同じ時期に、液体肥料「マイガーデン液体肥料」や「花工場原液」や「ベジフル液肥」 の1000倍液を、1週間に1回水やり代わりに施します。

 なお、チッ素肥料を多く施すと、「つるボケ」といって実つきが悪くなるので、肥料過多は避けましょう。

 

管理のポイント

 プランター栽培や、つるを広げる場所が狭い場合は、茂りすぎないよう、親づると株元から発生する子づるを数本残して仕立て、ほかのわき芽のつるは摘み取るとよいでしょう。

 成長が早いので、こまめにつるの整理をしてください。放任するとわき芽のつるがどんどん絡まりあって茂り、強風時は支柱ごと倒れることがあるので、注意しましょう。

 また、旺盛に生育して目標の高さを越えてしまうことがあります。そうなったらばっさり刈り込みます。

 さやを収穫する場合は、長さ10cmぐらいの若いさやをとります。このころの成長はとても旺盛で、あっという間にさやが巨大化してしまうので、採り遅れないようにしましょう。

 

ふやし方

 タネでふやすことができます。秋にさやが茶色くなり、振るとカサカサと音を立てるようになったら収穫します。このさやを割ると、中にタネが入っていますが、さやは硬く手を傷つける恐れがあるので、しばらく乾燥貯蔵してから自然に開くのを待ってもよいでしょう。

監修 広島市植物公園 島田有紀子

広島市植物公園にて、ベゴニアやゼラニウムをはじめ、種々の草花と鉢花を扱う。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修了。農学博士。科学的な根拠をもとに植物の魅力を最大限に発揮させることを心がける。著書に、「よくわかる栽培12か月木立ち性ベゴニア」(NHK出版)、「ナチュラルガーデンをつくる~宿根草~」(共著・NHK出版)、「園芸入門」(共著・NHK出版)、「球根の開花調節」(共著・農文協)、「農業技術体系」(共著・農文協)など多数。

なたまめの育て方のページです。
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