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準備と植え付け|せいよういわなんてんの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

せいよういわなんてんを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

せいよういわなんてん写真

 イワナンテンの名前は、岩場に生えるナンテンのような葉を持つ植物(岩南天)に由来します。日本には落葉性のナハヒリノキと、山野草としても栽培される常緑性のイワナンテンが自生し、そのほかにもアジア東部、南北アメリカ、マダガスカルに45種ほどがある、常緑または落葉灌木です。  イワナンテンの仲間は、ツツジ科の中でも花が小さく、下垂して咲く種類が多いので、せっかくの花が葉に隠れてしまいがちです。その

植えつけ方

植えつけ

 育てやすく、日なたはもちろん日陰にもよく耐えて、旺盛に生育しますが、本来は、木もれ日が当たるような半日陰で、水はけがよく、湿り気がある腐植質に富んだ土壌を好みます。こうした半日陰で水はけがよい場所を選びましょう。乾燥しやすい場所では、株元を腐葉土でマルチングすると効果的です。地下茎が伸びて、どんどん株が大きくなるので、庭植えで栽培します。

 植えつけは、霜が降りなくなった3~4月、または涼しくなる9月下旬~11月が適期です。根鉢の表面を1/3程度崩して、根鉢の2~3倍の大きさの植え穴を掘り、植え戻す土の量の1/3量ほどの腐葉土や完熟堆肥などを混合したもので、深植えしないように植えつけます。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などで突いて根と植え土をなじませます。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

せいよういわなんてんの育て方のページです。
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