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栽培管理|せいよういわなんてんの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

せいよういわなんてんの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

せいよういわなんてん写真

 イワナンテンの名前は、岩場に生えるナンテンのような葉を持つ植物(岩南天)に由来します。日本には落葉性のナハヒリノキと、山野草としても栽培される常緑性のイワナンテンが自生し、そのほかにもアジア東部、南北アメリカ、マダガスカルに45種ほどがある、常緑または落葉灌木です。  イワナンテンの仲間は、ツツジ科の中でも花が小さく、下垂して咲く種類が多いので、せっかくの花が葉に隠れてしまいがちです。

管理

水やり

 春の生育期と夏は、極端に乾燥させないように水やりします。夏の水やりは暑い日中を避けて、朝か夕方にやるようにします。そのほかの時期には特に必要ありません。

肥料

 開花後の枝が旺盛に伸びる5~6月の生育期に、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g、株元にばらまきます。

剪定

 剪定をしなくても、樹高は1mほどにしかならず、株も横に広がるので、樹形を整えるための剪定は不要です。下葉が落ちて見苦しくなったり、樹高を低くしたい場合は、新梢が伸びる前の3~4月上旬に刈り込みます。この時、内側の枝や枯れ枝も基部から切り除きます。

ふやし方

 枝を使ったさし木や、地下茎を使った株分けでふやすことができます。

 さし木は、6~9月に、その年に伸びた充実した枝を長さ5cmほどで切り、先端の葉を2~3枚を残して、30分から1時間ほど水揚げをして、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、バーミキュライトやさし木用用土にさします。発根率はあまりよくないので、うまくいかないときには、株分けでふやしましょう。

 株分けは11~12月が適期で、伸びている地下茎を切って分けます。株幅の端に近い部分の地面を浅く掘り、根のついている地下茎を親株から切り離します。鉢に仮植えし、日陰で乾燥させないように水やりして管理して、春になってから定植します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

せいよういわなんてんの育て方のページです。
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