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準備と植え付け|せんりょうの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

せんりょうを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

せんりょう写真

 花の少ない冬に、美しい果実をつけるセンリョウは、冬の花壇を彩る貴重な存在で、切り枝として利用できる常緑灌木です。センリョウは千両の意味で、マンリョウ(万両)と並び称されるため、同じ仲間と思われがちですが、センリョウはヒトリシズカやフタリシズカと同じセンリョウ科、マンリョウはヤブコウジ科(現在はサクラソウ科に分類することもあります。)の植物です。  鉢植えで販売されていますが、関東地方以西では

植えつけ方

植えつけ

 自生地では、落ち葉や常緑樹林の林縁に生えているので、栽培するときは明るい日陰で、強い風の当たらない場所が適しています。また、極端に乾燥しない、腐植質に富んだ水はけのよい土壌が適しています。
 関東地方以西での暖地では、庭植えすることができます。根鉢の2倍以上の植え穴を掘り、腐葉土や粒状肥料「マイガーデン植物全般用」、または「マイガーデン花・野菜用」を1㎡当たり150gを混ぜて、深植えしないように植えつけます。倒れてしまうときは支柱を立て、たっぷりと水やりします。
 鉢植えは、暖地では通年戸外、寒冷地では11月〜3月は無暖房の室内に置き、春と秋は半日陰、夏は直射日光の当たらない日陰、冬は寒風が当たらないような場所で管理します。 
 鉢植えでは、2年に1回を目安にひと回り大きな鉢に植え替えます。地下茎から盛んに芽を出して株が大きくなるので、鉢を大きくしたくないときには、ハサミで地下茎を2〜3つに切り分け、元の大きさの鉢に植えつけます。植え替え、植つけの適期は4〜5月です。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

せんりょうの育て方のページです。
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