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準備と植え付け|ツツジの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ツツジを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ツツジ写真

 花の時期になると、ここにも、あそこにもと、多くの家庭や公園でツツジが植えられていることに気づきます。ツツジは日本原産の種類を中心に改良されているので、放っておいても枯れませんが、手入れが行き届くと、見違えるような美しい花を咲かせます。  ここで言うツツジは、ヤマツツジやキシツツジ、モチツツジ、サツキなどの常緑から半常緑性の野生種、またはその園芸品種の総称です。

植えつけ方

植えつけ

 ツツジは林縁や、高木層の少ない斜面地などを好んで自生します。また、根は細く、地表近くに張ります。このため、少なくとも午前中は日が当たる場所で、腐植質に富んだ、水はけのよい土に植えつけます。ツツジは酸性土壌を好むことが知られています。栽培時には、ピートモスなどを混合すると根張りがよくなります。適期は3~4月、または9月下旬~10月です。

 根鉢の2倍の直径、深さの植え穴を掘り、元肥として腐葉土やピートモスと、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」1m²当たり150gを植え土に混合し、根鉢を1/3ほど崩して植えつけます。ツツジの根は地表近くに張るので、深植えは根腐れの原因となります。根鉢の上部が地面よりも10~15cmほど高くなるように土を入れ、株を据えて植えつけます。植えつけ時は水をやりながら棒でつついて、根と土をよくなじませます。

 鉢植えの場合は、赤玉土(細粒)、鹿沼土(細粒)、ピートモス、バーミキュライトを4:2:3:1の割合の用土で植えます。山野草用土とプランター用の培養土、赤玉土(細粒)を1:1:1で混合した用土を使ってもよいでしょう。植え替えは2年に1回が目安です。適期は花後のなるべく早い時期の6月中旬まで、または9月下旬~10月です。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ツツジの育て方のページです。
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