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栽培管理|ツツジの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ツツジの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ツツジ写真

 花の時期になると、ここにも、あそこにもと、多くの家庭や公園でツツジが植えられていることに気づきます。ツツジは日本原産の種類を中心に改良されているので、放っておいても枯れませんが、手入れが行き届くと、見違えるような美しい花を咲かせます。  ここで言うツツジは、ヤマツツジやキシツツジ、モチツツジ、サツキなどの常緑から半常緑性の野生種、またはその園芸品種の総称です。

管理

管理

水やり

 庭植えでは、根づいてしまえば、夏の高温期で極端に乾燥する時期以外には、水やりは特に必要ありません。鉢植えでは、夏は朝と夕方、春と秋は1~2日に1回程度、冬は乾燥したら水やりします。

置き場所

 鉢植えは、通年戸外で管理します。夏は半日陰、そのほかの時期は十分日が当たる場所に置きます。冬は乾燥した寒風が当たらない場所に移動させましょう。

肥料

 5~6月に花後、9月の枝の充実期、1月の休眠期に粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150gを株のまわりにばらまきます。特に花後に施すお礼肥は、新梢を生育させ、夏にできる花芽の形成にも重要な役割を果たします。

剪定

 開花後、なるべく早い時期の6月上旬までに剪定します。夏以降の剪定は、せっかくできた花芽を切ることになるので、翌年花が咲かない原因となります。ツツジは枝数も多く、芽吹きもよいので、刈り込むことができます。強剪定すると新芽が出にくいことがあるので、3cm程度の長さに止めます。また、この時に枯れ枝や重なった枝も基部から剪定し、風通しよくしましょう。切られた枝からは複数の芽が伸びてこんもりとした樹形となります。

ふやし方

 さし木で簡単にふやすことができます。花後にのび始めた新梢は、6~7月には充実して堅くなります。この枝を長さ10cmほどで切り取ります。先端の葉2~3枚を残して、1時間ほど水揚げをし、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶしてから、鹿沼土(小粒)やさし木用土に葉が触れる程度の間隔でさします。風が当たらない日陰で乾かさないように管理すれば、秋には発根します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ツツジの育て方のページです。
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