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準備と植え付け|テイカカズラの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

テイカカズラを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

テイカカズラ写真

 キョウチクトウ科テイカカズラ属は、日本を含むアジア東南部と北アメリカに分布する常緑のつる性の木本植物で、テイカカズラは、本州から九州の林などに自生しています。  和名の定家葛(ていかかずら)は、成就しなかった恋の執心で蔦葛となって恋人の式子内親王の墓に絡みついているという謡曲「定家」に由来します。

植えつけ方

植えつけ

 半日陰や午前中に日の当たる場所で育てれば、特別の管理なしでも旺盛に生育します。しかし、夏の直射日光や乾燥で葉が傷んだり、枯れたりすることが多いので、注意が必要です。肥沃で水はけがよく、適度に湿り気を保つ土壌を好みます。なお、つる性なので、誘引させるフェンスや樹木、パーゴラなどの近くに植えましょう。また、つるは日がさしてくる方向へ伸びていくので、あらかじめ伸びている方向を考慮して植え場所を決めます。

 植えつけは、生育が旺盛になる4~7月上旬、また酷暑が終わる9月に行ないます。水はけと水もちのバランスがよい、赤玉土の小粒、腐葉土、バーミキュライトを6:2:2に混合した用土などを使います。市販されている園芸用の用土を使う場合は、3~4割程度、赤玉土の細粒を混ぜるとよいでしょう。

 根鉢の2~3倍の大きさの植え穴を掘り、植え戻す土量の1/3程度の腐葉土を混合して植えつけます。つるは短く切っておくと作業がラクでしょう。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

テイカカズラの育て方のページです。
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