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栽培管理|テイカカズラの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

テイカカズラの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

テイカカズラ写真

 キョウチクトウ科テイカカズラ属は、日本を含むアジア東南部と北アメリカに分布する常緑のつる性の木本植物で、テイカカズラは、本州から九州の林などに自生しています。  和名の定家葛(ていかかずら)は、成就しなかった恋の執心で蔦葛となって恋人の式子内親王の墓に絡みついているという謡曲「定家」に由来します。

管理

水やり

 庭植えの場合、夏の高温乾燥期には、朝か夕方にたっぷりと水やりしますが、そのほかの時期は水は不要です。

 鉢植えは、通年乾かしすぎないように水やりします。特に、春の生育期と夏の高温乾燥期には、乾かしすぎないよう注意が必要です。

肥料

 庭植えでは特に必要ありませんが、鉢植えでは夏を除く春から秋の成長期の間に、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を用土1ℓ当たり5gを株元にばらまきます。

剪定

 樹木のように整姿・剪定の必要はありませんが、長く伸ばしてフェンスなどに絡ませる場合は、植えつけ時に太い枝を2、3本を残して、ほかは地際で切りとっておきます。その後は伸びすぎた枝を剪定する程度に止めます。

 前年の夏に花芽ができるので、刈り込む場合は、開花後、なるべく早い時期に作業します。鉢植えにして行灯づくりでも楽しむことができます。つるが伸びだす前の3月下旬~4月に太い枝を2本ほど、10~15cmの長さまで切って残し、ほかは地際で切り詰め、行灯支柱を立てておきましょう。春になると新芽が伸びてつるとなるので、一定方向に下から上へ新しく伸びてきたつるを巻きつけていきます。

ふやし方

 さし木でふやします。6~8月、その年にのびた枝に葉を2、3枚つけて長さ10cmほどで切り、30分ほど水揚げをしてから切り口に植物成長調整剤「<ルートン」を薄くまぶし、赤玉土の小粒や鹿沼土、さし木用用土などにさします。秋には発根するので、鉢上げします。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

テイカカズラの育て方のページです。
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