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準備と植え付け|トサミズキ・ヒュウガミズキの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

トサミズキ・ヒュウガミズキを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

トサミズキ・ヒュウガミズキ写真

マンサクやレンギョウとともに、早春に香りのよいレモンイエローの花を咲かせるトサミズキとヒュウガミズキ。近年、栽培されることが少なくなりましたが、もっと評価されるべき花木でしょう。 ミズキ(水木)の名がつきますが、どちらの種類もマンサク科の落葉潅木で、トサミズキは高知県に自生します。対するヒュウガミズキは日向(宮崎県)には分布せず、近畿地方北部、福井県、岐阜県、石川県などの日本海側に自生します。

準備

育て方のコツ

株立ちで、多くの枝を出して横に広がっていくので、植え場所を吟味しましょう。広い場所にて単木で育てる場合はトサミズキ、狭い場所やヘッジなどで列植する場合には、ヒュウガミズキが適しています。

植えつけ方

植えつけ

花を咲かせるためには、日なたから、少なくとも午前中に日が当たる場所に植えつけます。土壌は特に選ばずに、よく生育しますが、乾き過ぎに弱いため、保湿力があり、有機質に富んだ土壌が適しています。ただし、粘土質など極端に水はけの悪い場合は、土壌改良が必要です。

植えつけは、10月下旬〜3月の落葉期に行ないます。伸び過ぎている根を整理し、枝も30〜40cmの長さで切り詰めます。根鉢の大きさの2倍の深さと幅の植え穴を掘り、元肥として粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン元肥用」を1m²当たり240g施し、腐葉土を1/3ほど混ぜて植えつけます。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて、根と植え土をなじませます。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

トサミズキ・ヒュウガミズキの育て方のページです。
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