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準備と植え付け|ハイブリッド・ティーの育て方

監修 園芸研究家 小山内健

ハイブリッド・ティーを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ハイブリッド・ティー写真

「四季咲き性」バラのなかでも大輪種「ハイブリッド・ティー(H.T)系」は、四季咲きの代表的な系統で知られ、色彩や品種の豊かさから、生産数の半数を占めるほど世界中で注目されています。

使用するもの

  • 苗(春苗、もしくは大苗)
  • 1〜2回り大きな鉢(直径20cm〜。鉢植えの場合)
  • 培養土(「マイローズばらの培養土」など)
  • 鉢底石(鉢植えの場合)
  • 鉢底ネット(鉢植えの場合)
  • 土入れ、または移植ゴテ
  • 軽石やパーライト(庭植えの場合)
  • 馬ふん堆肥、牛ふん堆肥、完熟腐葉土など(庭植えの場合)
  • 肥料(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」などの元肥)
  • ジョウロ

植えつけ方

[春苗を、新しい鉢に植え替える場合]
植えつけ適期:関東地方以西 4月中旬〜6月 もっとも適する時期は、4月下旬です。鉢の大きさは、直径、深さともに20~30cmのものを用います。また、底穴が大きいものを選ぶとよいでしょう。水はけと保水力に優れた用土で、(「マイローズばらの培養土」など)に、適量の元肥(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」など)を混ぜ、しっかりと植えつけると、よく生育します。


春苗は根を崩すと株が傷むので、根鉢は崩さず植えつける。

[春苗を、庭に植えつける場合]
植えつけ適期:関東地方以西 5月下旬〜6月上旬 もっとも適する時期は、5月下旬です。直径、深さともにに30~40cmの植え穴を掘ったら、土に適量の元肥(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」など)を混ぜます。まずスコップ1杯分の土を戻して山形に盛り、根鉢はその上に据え置きます。植えつける時は、接ぎ木部分が土に埋まらないように注意します。株元には、やや多めに土を盛り、周囲に土手をつくって水鉢にします。植えつけたら、土手の内側に静かに水を注ぎ、水がしみ込んだら再度注ぐのを繰り返し、計バケツ2杯分の水を与えます。

[大苗を、新しい鉢に植えつける場合]
植えつけ適期:関東地方以西 11月中旬〜2月 大苗の根を手でほぐしながら広げ、自然に落ちる土はそのまま落とします。その後、植えつける前に、規定倍率に希釈した「マイローズばらの活力剤」に1時間程度つけておくと、芽吹きがよくなります。  大苗が植わっていた鉢より、ひとまわり大きい鉢に根を広げて植えます。


根の土を落とした大苗は、活力剤(「マイローズばらの活力剤」など)入りの水につけておくと、芽吹きがよくなる。

[大苗を、庭に植えつける場合]
植えつけ適期:関東地方以西 11月中旬〜2月 大苗の根を手でほぐしながら広げ、自然に落ちる土はそのまま落とします。  植え場所に深さ、直径ともに30~40cmの穴を掘り、土に牛ふん堆肥、軽石、適量の元肥(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」など)を施してから植えつけます。  なお、植え場所の土が固く、十分な大きさの植え穴を掘れない場合は、用土を上に足してみましょう。立体花壇や畑の畝(うね)の要領で土を盛ってから穴を掘り、苗を植えつけるとよいでしょう。

監修 園芸研究家 小山内健

園芸研究家。通称「ローズ ソムリエ」、「バラ鑑定士」と呼ばれるバラのトップアドバイザー。大阪府にある京阪園芸(株)にて販売、栽培管理、品種の鑑定などに従事するかたわら、講演会や講習会と多方面に活躍する。「趣味の園芸」(NHK出版)、「花ぐらし」(家の光)、などさまざまな園芸誌に執筆、出演。著書に「アーリー モダンローズ」、「オールド ローズ」(ともに講談社)ほか、共著多数。TVチャンピオン「全国バラの花通選手権」2回制覇の経験もある。

ハイブリッド・ティーの育て方のページです。
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