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準備と植え付け|ナツハゼ【地植え】の育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ナツハゼ【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ナツハゼ【地植え】写真

 観賞するだけではなく、生食したり、ジャムなどに加工しても楽しめる落葉灌木のブルーベリーは、近年人気の高い植物です。実は日本にもブルーベリーの仲間(ツツジ科スノキ属)は、19種類も分布しています。コケモモやナツハゼ、クロマメノキなどがそれで、北海道から沖縄までの広い範囲に自生しています。

植えつけ方

植えつけ

 自生地ではナツハゼは、林縁の斜面地などに生育しています。栽培する場合は、西日の当たらない日なたから半日陰の場所を選びましょう。ほかのツツジ科の植物と同様、酸性土壌を好み、細い根が地表近くに張るので、水はけがよく、極端に乾かない土壌で育てます。根が活着すると旺盛に生育して枝が叢生し、1.5mほどの樹高になるので、庭植えで育てるのがおすすめです。
 植えつけは、1~2月を除いた9~12月、または3月が適期です。植え場所に、根鉢の2倍の大きさと深さの植え穴を掘ります。掘り上げた土の1/2量の酸度未調整ピートモス1と、腐葉土1を混合したものを、植え土に混ぜ込みます。こうすることによって土壌は酸性になり、水はけもよくなります。ナツハゼの根は細く、地表面近くに浅く広く張るので、深植えしないように注意しましょう。植えつけ後には十分に水を与えて、根鉢と植え土を密着させます。さらに支柱を立てて、土壌の乾きすぎを防ぐために、株元に腐葉土やウッドチップなどでマルチングを施します。
 参考に、暑さに弱いブルーベリーの仲間や高山植物を本格的に育てるためのロックガーデンのつくり方をイラストで示しました。クランベリーやコケモモの栽培にも挑戦してみてください。ロックガーデンは、20cmほどの高さに盛り土をし、用土が流亡しないように、周囲を石などで囲ってつくります。クランベリー、クロマメノキ、コケモモとともに、小型のコニファーやミヤマオダマキ、アルメリアなどの高山性植物を植えるとよいでしょう。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ナツハゼ【地植え】の育て方のページです。
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