住友化学園芸

ガーデニング・園芸のことなら住友化学園芸のeグリーンコミュニケーション

ガーデニング・園芸TOP
野菜・花・果樹・庭木の育て方植物栽培ナビ

準備と植え付け|ネズミモチ(プリベット)の育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ネズミモチ(プリベット)を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ネズミモチ(プリベット)写真

 秋になると、ニシキギの紅葉が鮮明になり、それは時おり、錦に例えられるほど。ニシキギやツリバナの紅色の果実が割れて、中から赤い仮種皮(かしゅひ)に包まれた種子が、ぶら下がる様子をご覧になった方も多いのではないでしょうか。  ニシキギの仲間は、主にアジアに約170種が分布します。花は小さく、白や緑色でほとんど目立ちませんが、落葉性のニシキギやツリバナは、果実の観賞価値が高く、また紅葉も美しいた

植えつけ方

植えつけ

 植えつけは、芽が動き出す前の3月、または梅雨時期が適しています。
本来は日当りがよい場所を好みますが、日陰でも育てることができます。土質も選びませんが、乾きすぎない多少湿った土壌が適しています。公害や潮風にも強く、活着すれば旺盛に生育し、刈り込みにも耐えます。大きくなり、家庭ではほとんどが生け垣として利用されるので、鉢植えでは栽培しません。

◎生け垣のつくり方

  1. 生垣をつくるためには、樹高50cm程度の苗木を選び、50cmの間隔で植えつけます。植えつけ前には、植え場所の土に腐植質や元肥を施して、十分に土壌改良をしておきましょう。
  2. まず、植え場所にひもを張り、線に沿って曲がらないように、2m前後の間隔で杭を打ち込みます。この杭の外側(道路側)に苗を植えつけます。
  3. 打った杭から25cmの位置を測り、次は75cmの位置、以降50cm間隔に4本の苗を植えつけます。
  4. 杭の高さは、生け垣の最終的な高さより低くし、横に竹などの支柱を2〜3本を渡して、ひもなどで杭に固定します。横に渡した支柱に幹を縛って、株がぐらつかないようにします。
監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ネズミモチ(プリベット)の育て方のページです。
eグリーンコミュニケーションは、家庭園芸に関する悩みの解決方法、ガーデニングライフを楽しんでいただくための植物の育て方、虫や病気や雑草に関する情報をお届けしています。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。

contents