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栽培管理|ハギの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ハギの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ハギ写真

 秋の七草としても知られるハギは、万葉集に最も多く詠まれた植物であることからも、古くから日本人に親しまれてきた植物だといえるでしょう。長い枝の先に花をつけて、風にそよぐさまは秋の風情を感じさせます。 「はぎ」の名は、毎年多くの新しい枝をだす意の生芽(はえき)に由来するといわれています。 マメ科のハギの仲間は、アジアとオーストラリアに約40種が分布します。日本でも、ヤハズソウ(Lespede

管理

水やり

庭植えでは、真夏の高温乾燥が続くとき以外、水やりは不要です。水やりをするなら朝か夕方にし、土に水がしみ込むまで、十分に与えます。

鉢植えは、夏の高温期には水切れしないように、充分に与えます

肥料

特に必要ありませんが、庭植えで株を大きく育てたいときには、寒肥として1~3月の間に緩効性の粒状肥料「マイガーデン植物全般用」1㎡当たり150g株元にばらまきます。鉢植えでは肥料は不要です。

剪定

 ミヤギノハギは、毎年花が終わった後から11月ぐらいまでの間に、株元まで刈り込みます。春には新しい芽が出て叢生し、秋には開花します。
そのほかの種類も大きくなりすぎたら、同じ時期に刈り込めばよいでしょう。

ふやし方

ミヤギノハギは結実しにくく、また、ほかの種類も短期間に株が大きくなるので、株分けでふやします。寒さによる傷みを避けるため、休眠期の2月下旬〜3月中旬に株を掘り起こし、スコップやはさみで根を切り分けて植えつけます。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ハギの育て方のページです。
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