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準備と植え付け|はなみずきの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

はなみずきを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

はなみずき写真

 サクラの開花から1カ月後の5月に、ハナミズキが咲きはじめます。近年は街路樹としてもよく植栽され、花期には道行く人の目を楽しませるようになりました。園芸品種も多く、花色も白、赤、ピンクなど実に多彩です。明治末期に、日本からアメリカにサクラを送り、その返礼としてハナミズキが送られたという逸話は有名です。  6月には日本原産のヤマボウシが白い花を開きます。これまではあまり栽培されませんでしたが、

植えつけ方

植えつけ

 水はけがよく、腐植質に富んだ土壌が適しますが、極端な乾燥には弱いので、夏に乾燥する場所では、充分に水やりのできる立地がよいでしょう。街路樹として植栽されているハナミズキの元気がないのは、夏の水切れによることが多いようです。いずれの種類も花を咲かせるためには、充分に日が当たる場所を選ぶことが必要です。枝が横に伸びるので、風当たりが強い場所は避けるようにします。

 植えつけは落葉休眠期の11~3月に行ないます。根鉢の倍の深さと幅の植え穴を掘り、腐葉土を掘り上げた土の1/3ほど混ぜて植えつけます。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。若木のうちは風で枝が折れやすいので、必ず支柱をします。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

はなみずきの育て方のページです。
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