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準備と植え付け|ひいらぎなんてんの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ひいらぎなんてんを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ひいらぎなんてん写真

 常緑で濃い緑色の葉。冬枯れの時期に長い花穂に多数つく鮮やかな黄色い花。初夏に熟す粉を吹いたような黒青色の果実と、ヒイラギナンテンは1年を通じて観賞できる花木です。  庭園樹として古くから利用され、種名もヤポニカ(japonica/日本の)であるために日本の植物と思われがちですが、じつは中国原産で、江戸時代初期に渡来しました。  和名はヒイラギのようにトゲがある葉がナンテンと同様に複葉

植えつけ方

植えつけ

 日なたから半日陰で、冬の乾いた寒風が当たらない場所を選びます。日陰では徒長して節間が伸びてひょろひょろとした姿となり、花つきも悪くなってしまいます。土質は特に選びませんが、乾燥しすぎない、腐植質を含む肥沃な土壌が適しています。暑さ、寒さに強く育てやすい花木ですが、東北以南の地域での栽培に適しています。

 植えつけは、開花が終わり、新芽が伸びる前の3~4月、または本格的な冬に入る前の10~11月が適期です。根鉢の大きさの2倍の深さ、幅の植え穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土や完熟堆肥などを混合したもので植えつけます。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などで突いて根と植え土をなじませましょう。ぐらつく場合は支柱を立てます。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ひいらぎなんてんの育て方のページです。
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