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準備と植え付け|ヒペリカムの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ヒペリカムを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ヒペリカム写真

 濃い緑色の葉によく映える、キンシバイやビヨウヤナギの黄金色の花は、初夏から夏へと移り変わる季節を知らせてくれます。近年、海外からの新しい種類が加わったため、これらを総称して、属名のヒペリカムと呼ばれるようになりました。  キンシバイやビヨウヤナギは、中国原産の半常緑潅木で、日本には江戸時代に渡来しました。

植えつけ方

植えつけ

 花を咲かせるためには、日なたから半日陰に植えつけます。日陰では枝ばかりが伸びて、花つきが悪くなります。水はけがよく、極端に乾燥しない腐植質に富んだ、水もちのよい土壌が適します。さび病に弱いヒペリカム・カリキヌムや‘エルステッド'は、特に秋に湿度が低くなるような、風通しのよい場所を選びましょう。

 3月から4月、または9月下旬から10月が植えつけの適期です。根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、掘り上げた土に、腐葉土や少量の完熟堆肥などを混合して植えつけます。根鉢を据えたら周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。秋の植えつけ時には、伸びすぎた枝を切ってもかまいません。

 株が大きくなるので、鉢植えでの栽培には適しません。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ヒペリカムの育て方のページです。
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