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栽培管理|ヒペリカムの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ヒペリカムの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ヒペリカム写真

 濃い緑色の葉によく映える、キンシバイやビヨウヤナギの黄金色の花は、初夏から夏へと移り変わる季節を知らせてくれます。近年、海外からの新しい種類が加わったため、これらを総称して、属名のヒペリカムと呼ばれるようになりました。  キンシバイやビヨウヤナギは、中国原産の半常緑潅木で、日本には江戸時代に渡来しました。

管理

水やり

 特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりします。

肥料

 生育が始まる前の3月、また開花が終わり、夏の暑い時期を過ぎた9月下旬から10月に、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当り150g、株の周囲の土の上にばらまいて施します。

剪定

 ヒペリカムは、春に枝が伸びた後に花芽を作ります。そのため、剪定は冬に行ないます。

 株を小さくする場合は、地際から20~30cmの高さで刈り込みましょう。大きく育てる場合は、樹形を整えるために浅く刈り込み、枯れ枝(A)や花がつかなくなった古枝を基部から切り除きます。

 ヒペリカム・カリキヌムや‘トリカラー'は、ほとんど剪定の必要がないので、枯れ枝を切る程度にします。

ふやし方

 開花前の5月から6月の新梢が堅くなりかける時期に、枝を長さ10cmほどで切り取ります。蕾を切り取り、先端の葉2~3組を残して、下部の葉は摘み取ります。30分ほど水にさして水揚げし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、赤玉土小粒やさし木用土に葉が触れる程度の間隔でさします。たっぷりと水やりし、風が当たらない日陰で乾かさないように管理します。

 株分けでふやすこともできますので、植えつけ時に根鉢をはさみで適当な大きさに分割します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ヒペリカムの育て方のページです。
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