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準備と植え付け|ぼけの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ぼけを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ぼけ写真

 ボケ属は、日本原産のクサボケ、中国のマボケとボケの3種からなる落葉潅木です。  一般にボケと呼ばれるのは、中国産のボケ(Chaenomeles speciosa)で、その渡来時期は、平安初期以前であるとされます。しかし、元禄年間(1688~1704)の園芸書には、淀ボケや八重ボケなど多少の品種が記録されている程度で、明治時代まで園芸化はほとんど進みませんでした。

植えつけ方

植えつけ

 乾燥しすぎない土壌の日なたであれば、土質を選ばずによく生育します。とげがあるので、人や動物除けの生け垣にすることもできますが、植え場所には注意が必要です。

 鉢植えは、通年日がよく当たる屋外で管理し、開花期には室内に取り込んで観賞します。ただし、夏の高温期には土壌の乾燥を避けるために、半日陰に移動させます。

 植えつけ、植え替えともに、9月下旬~11月に行ないます。

 鉢植えは、畑から掘り上げた苗が鉢に植えられている場合が多いので、購入した年は、花後のなるべく早い時期に1回用土をすべて取り除いて植え替えるとよいでしょう。その後は2~3年に1回、植え替えます。用土は、水もちと水はけのよい赤玉土の小粒、鹿沼土、または軽石の小粒、腐葉土、またはピートモスを5:3:2で混合したものなどを使います。根を丁寧にほぐして、底部から1/3程度をはさみで切り詰め、一回り大きな鉢に植えつけます。

 庭木として観賞する場合は、さし木でふやした苗を購入します。接木苗は、台木に負けてしまうことが多く、いつの間にか違う品種になってしまうことがしばしばあります。

 植えつけは、根鉢の大きさの2倍の深さ、幅の植え穴を掘り、掘り上げた土に元肥として粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150gを混合したものを利用します。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。ぐらつく場合は支柱を立てます。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ぼけの育て方のページです。
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