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栽培管理|マグノリアの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

マグノリアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

マグノリア写真

 近年使われる「マグノリア」は、モクレンの仲間(モクレン科モクレン属)を意味する学名(英名)で、数々の園芸品種が導入されるにつれ、この名で呼ばれることが多くなりました。  マグノリアは、日本を含むアジアとアメリカに約90種の野生種が分布する、常緑または落葉の木本植物です。日本にはコブシやホオノキ、シデコブシ、タムシバ、オオヤマレンゲなど、観賞価値の高い野生種が分布します。

管理

水やり

 庭植えでは、根づいてしまえば、夏の高温期で極端に乾燥する時期以外、特に必要ありません。

 鉢植えでは、夏は朝と夕方、春と秋は1~2日に1回程度、冬は乾燥したら水やりします。

置き場所

 鉢植えは、通年屋外で管理します。夏は半日陰、そのほかの時期は十分に日が当たる場所に置きます。特に常緑種は、冬に乾燥した寒風が当たらない場所で管理しましょう。

肥料

 若木には5月の成長期、9月の充実期、1月の休眠期に肥料を施します。5月、1月には粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を150g/m²、株の周りの土の上にばらまいて施しましょう。9月の施肥は、骨粉など窒素分の少ないものを用います。成木の場合は、5月と1月に施せばよいでしょう。

剪定

成木になると自然に整った樹形となるので、基本的に剪定は必要ありませんが、小さくしたい時には、開花後、新葉が出る前に剪定します。また、伸びすぎた枝や込み合った枝は、基部から2~3芽を残して、外側に向いている芽の上で切り除きます。枯れ枝や、枝の途中から出て真上に勢いよく伸びる徒長枝は、落葉期に基部から切り除きます。

 園芸品種は、コブシを台木とした接木苗で流通します。台木からひこばえが出たら、適宜切り除きましょう。枝枯れを防ぐために、切り口には殺菌剤「トップジンMペースト」を塗ります。

ふやし方

 販売品は接木でふやされますが、一般家庭ではさし木でふやします。

 開花後に伸びはじめた新梢は、6~7月には充実して硬くなります。この枝を長さ10cmほどで切り取ります。先端の葉2~3枚を残して、30分間水揚げをし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶし、鹿沼土やさし木用土に葉が触れる程度の間隔でさします。たっぷりと水やりして、日陰の風の当たらない場所で乾かさないように管理します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

マグノリアの育て方のページです。
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