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栽培管理|の育て方
監修 バラ栽培家 後藤みどり
の栽培管理と収穫の方法について紹介します。
フェンスからこぼれるように咲くバラの、花色のグラデーションまで楽しめるフェンス仕立ては、もっとも手軽につるバラを仕立てる方法のひとつです。つるバラならではの自由さを利用した演出で、こだわりのフェンス仕立てを楽しみませんか。 フェンスは、家の敷地を囲むものを使うのが一般的。日当たりのよい箇所を選ぶことが大切ですが、北向きでも開けた場所なら明るさがあるので大丈夫です。また、ベランダやウッドデッキの手す
管理
フェンスに仕立てたバラの管理
●フェンスに仕立てた一番花が咲き終わったら
まず花がらを切ります。このとき葉もつけて20cmくらい切ってください。
返り咲きのつるバラは、この後切ったところからところどころ蕾をつけます。
一季咲きのバラは来年の花を付けるバラの枝が伸びてきます。
●栄養が必要なので肥料を与えましょう。
花後、株元に肥料を施します。5月の満開後、夏の剪定時、早春に各1回ずつ粒状肥料「マイローズ ばらの肥料」を1株当たり200g、株元にばらまきます。
●梅雨に入る6月は、病気が発生しやすいので消毒をしましょう。
とくに庭の外周にあるフェンスは往来者の目に留まりやすいので、きちんとした手入れをしたいもの。
●夏のお手入れ
水切れさせるとつるが伸びなくなります。高温で乾燥する夏は、庭植えのつるバラにも水やりを行ないましょう。また、上部からしか枝が出なく、フェンスの下方が空いていることがあります。そんな場合はつる先を切って株元にも日が当たるようにすると、フェンス下部に誘引できるつるが出やすくなります。
バラ専門店『コマツガーデン』代表、山梨県生まれ。
25年前、山梨の美しい自然の中でこだわりのバラ苗を生産することを決意。有機栽培による良質な苗が好評で、多くのバラ愛好家に支持されている。笛吹市石和町のショップで実践型のバラ栽培教室を開催する傍ら、NHK趣味の園芸で講師を務めている。
著書に「大地に薫るバラ」(草土出版)、「私のバラ庭づくり」(農文協)、「はじめてのバラづくり12ヶ月」(家の光)、「オールドローズ ギャラリー」「薔薇大図鑑」監修など多数。花育(はないく)など、新しいバラの楽しみ方も積極的に提案中。「子育てとバラづくりは似ています!!」
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