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栽培管理|アグロステンマの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

アグロステンマの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

アグロステンマ写真

 アグロステンマは、地中海沿岸に自生するナデシコ科の植物で、細いストライプの入った爽やかなピンク色の花を初夏に咲かせます。花色は、ピンクのほかに白があります。ピンクの花でも中心部の色が白く抜けるため、ほんのりと柔らかな印象を与えてくれます。葉や茎は、細かい毛で覆われているため、茎葉は白緑色に見えます。生育旺盛で、草丈80cm前後まで大きくなります。花壇だけではなく、切り花としても利用することができ

管理

水やり

 表面の土が乾いたらたっぷりと水を与えます。草丈が高くなったら、株元付近にかけてやりましょう。

肥料

 一般的な植物より、肥料は控えめに施します。肥料が多すぎると必要以上に株が大きくなり、草姿のバランスが悪くなり、花つきも悪くなることがあるので、注意しましょう。やせた花壇でも、元気に育つのがこの植物です。

 秋まきのポット苗を植えつける場合は、緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、庭植えなら1m² 当たり75g、鉢植えなら用土1ℓ当たり3g、元肥として土に混ぜてから植えつけます。

 その後も2~3カ月に1回、同様の肥料を同量、株元にばらまいて施します。  なお、秋に花壇へタネを直まきした場合は、ヤエザクラの花が咲くころに、同じ肥料を同量、株元にばらまいて施します。

置き場所

 日当たりを好むので、日照不足になると徒長気味になり、倒れやすい草姿になります。また、できる限り水はけのよい場所で育てましょう。秋まきの一年草なので、寒さには比較的強く、苗で冬越しします。ただし、苗が充実する前に寒さを迎えた場合は不織布などで覆って、寒風や霜から保護しましょう。

花がら摘み

 花が咲き終わったら、花の下にある子房ごと摘み取ります。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

アグロステンマの育て方のページです。
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