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栽培管理|あじさいの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

あじさいの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

あじさい写真

花弁に見えるのは、正式には装飾花といい、ガクが変化したものです。アジサイの本当の花は、装飾花の近くにある丸い粒のような部分です。

管理

水やり

乾燥気味に育てると生育が悪くなり、やがて枯死することがあるので、土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをしましょう。庭植えの株が乾燥して葉が垂れるようなら、根元に腐葉土や落ち葉を厚めに寄せておくと効果的です。

肥料

サクラの蕾がふくらみ始める3月下旬頃、アジサイの芽も動き出します。この頃に、適量の粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を施します。庭植えの場合は、株の回りに深さ10cmほどの溝を掘り、そこへ肥料を施して埋め戻します。鉢植えの場合は、肥料分が流亡しやすいので、生育状況を見ながら2週間に1回、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を施します。

置き場所

日当たりのよい場所から、明るい日陰でよく育ちます。夏の強い日ざしや西日が当たると葉が傷むので、注意しましょう。シェードガーデンにも適しています。

剪定

アジサイは、4~5年成長すると、2m近くなることもあります。こうなると花の位置が高く、観賞が難しくなるので切り戻します。切り戻しの時期は、花が終わった7月中下旬頃から9月中旬頃が最適です。アジサイは、10月頃に来年の花芽を形成するので、9月中旬以降に切り戻しを行なうと、来年の花になる花芽を取り除いてしまう可能性があります。時期を間違えないことが大切です。

ふやし方

切り戻した枝を使って、さし木でふやすことができます。枝を2節ごとに切りそろえ、ついた葉を半分の大きさに切り落とします。枝の切り口を30分程度水につけてから、市販のさし木用土にさします。枝の切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしておくと、発根が促されます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

あじさいの育て方のページです。
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