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準備と植え付け|アストランティア マヨールの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

アストランティア マヨールを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

アストランティア マヨール写真

 アストランティアは、ヨーロッパからアジア西部にかけて自生するセリ科の植物です。約10種類ほどの原種が存在し、そのうちアストランティア・マヨールが園芸用植物として数多く利用されています。ヨーロッパでは古くから利用されてきた植物ですが、日本ではまだまだその歴史は浅く、近年急速に切り花や花壇を彩る植物として扱われるようになりました。花色は白とピンクです。暑さはやや苦手ですが、寒さには強い植物です。

準備

タネまき

 アストランティアは、タネから育てるのが難しい植物といわれてきました。発芽率が低く、また発芽後も幼苗の時期に枯死してしまうこともあります。意外と手をかけていない、花壇のこぼれダネから発芽した小苗の方がよく生育しているのを見かけます。

 私がアストランティアのタネまきの失敗から学んだことは、「いかに自然に近づけるか」ということでした。一定の期間、しっかりと低温に当てること(冬の寒さ)や、完全にタネを乾かさず、いくらかの湿気を保つようにすること(冬の雪)が、タネまき成功のカギになります。湿らせたキッチンペーパーに包んだタネをさらに食品用のラップで包んで、冷蔵庫で保管すると、難しいタネまきが成功しやすくなります。

 

植えつけ方

植えつけ

 ポット苗を植えつける場合、元肥として、緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を庭植えなら1m²当たり100g、鉢植えなら用土1ℓ当たり3g、土に混ぜてから植えつけます。

 
監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

アストランティア マヨールの育て方のページです。
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