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準備と植え付け|アネモネの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

アネモネを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

アネモネ写真

 アネモネは、地中海沿岸やヨーロッパ南部に分布するキンポウゲ科の植物です。4~5月に一重咲きや八重咲きの花を咲かせます。花色は、紫や白、赤、ピンクなどがあります。切り花用として利用されている高性品種のほか、鉢花や花壇用として利用される矮性品種があります。  アネモネの名前の由来は、ギリシア語で風を意味する「アネモス」に由来するそうです。アネモネは花が終わると、老人のヒゲのような長い毛を持つタ

植えつけ方

植えつけ

 水はけと水もちのよい土を好みます。酸性土壌を嫌うので、植えつけの2週間以上前に苦土石灰をまいて土とよく混合し、土壌の酸度を整えておきます。土壌の酸度(pH)は土壌酸度測定液「アースチェック液」を使うと手軽に測れます。

 次に元肥として、粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、 「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150gを土に混ぜて施します。鉢植えの場合は、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を用土に混ぜておきましょう。

 アネモネの球根は、植えつけ前に前処理を行ないます。濡らして軽く絞ったタオルを、乾燥した状態の球根に巻きつけて、さらに食品用ラップで覆うか、ポリ袋に入れます。ひと晩冷蔵庫の野菜室に置くと、翌朝には、球根は水を吸ってパンパンに膨れています。球根は、尖っている方を下向きにして植えつけます。よく間違えるので、気をつけましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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