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栽培管理|アルメリアの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

アルメリアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

アルメリア写真

 アルメリアは、ヨーロッパや北アメリカ原産のイソマツ科の植物です。スターチスなど、ほかのイソマツ科の植物と同様に花はカサカサしていて、ドライフラワーのような手触りがします。直径2cm程度のボール状に、小花が多数つきます。淡いピンクの花は、3月から5月まで開花します。日本では、ハナカンザシという別名でも呼ばれています。とても丈夫な植物です。  アルメリアの名前は、「海に近い」という意味です。元

管理

水やり

 元々は海岸性の植物です。通常の植物よりも乾燥には強く、逆に高温多湿の時期に蒸れて枯死することがあります。水やりは、やや控えめに行ないましょう。

肥料

 肥料は、通常の植物よりも控えめにやります。液体肥料「マイガーデン液体肥料」花工場原液」の1,000倍液を月に1回、水代わりに施します。また高温期の肥料は控えましょう。

置き場所

 日当たりを好む植物です。日当たりが悪いと花数が少なくなり、株の広がりが悪くなります。また、夏の暑さが苦手な植物です。高温期は、涼しい場所で管理しましょう。

ふやし方

 ヒガンバナが咲くころ、タネをまいてふやすことができます。アルメリアは直根性なので、直まきが適しています。植え替えて育てる場合は、ポットや育苗箱にタネをまいて、根鉢を崩さないように植え替える方法もあります。本格的な寒さが来る前に、株をある程度大きくすることが大切です。

 また、アルメリアは、株が大きくなればなるほど蒸れやすく、中心部から枯れることがあります。大株になると全体が枯死したり、一部が茶色に変色するので、大株になったら、ヒガンバナが咲くころに株分けして、しっかりと更新してあげることが長持ちの秘訣です。

花がら摘み

 タネがつくと株が弱ることがあります。終わった花は、早めに花茎ごと切り取って、株を老化させないようにします。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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