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栽培管理|アンスリウムの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

アンスリウムの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

アンスリウム写真

 アンスリウムは、熱帯アメリカ原産のサトイモ科アンスリウム属の非耐寒性の常緑多年草です。別名オオベニウチワ(大紅団扇)と呼ばれています。光沢のあるハート型の花(苞)がとても印象的な植物で、赤やピンク、緑色、白、紫などがあり、花の大きさも様々です。世界では、約500種以上のアンスリウムが栽培されています。切り花として様々なアレンジに使われたり、室内の鉢花に利用される人気のある植物です。

管理

水やり

 土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。やや湿気の多い場所を好むので、水切れに注意しましょう。エアコンをつけた室内では、霧吹きで葉水を与える必要があります。

肥料

 2カ月に1回、粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を用土1ℓ当たり5g、表土にばらまいて追肥します。または2週間に1回、液体肥料「花工場原液」を1,000倍に薄めて与えます。冬は施肥を控えます。

置き場所

 アンスリウムは強い日射しに弱い植物です。特に夏の日射しや西日などに当ると、葉焼けすることがあります。明るい日陰で管理しましょう。

 また、寒さに弱い植物なので、気温が15℃以下になったら室内に取り込み、最低でも10℃以上ある場所で管理しましょう。エアコンの風が直接当らない場所を選んで置くことが大切です。

ふやし方

 アンスリウムは、株分けでふやすことができます。時期は、植え替えと同様に、初夏から夏にかけて行ないます。子株を丁寧に切り分けましょう。このとき、切り分けたひとつの子株に、葉が4~5枚ついているのが理想です。切り分けた子株は、新しい水ごけや用土などに植え替えます。

 アンスリウムの花が受粉し、棒状の部分が凸凹に膨らむと、そのなかにはタネが入っています。アンスリウムをふやすには、株分け以外にも、このタネをまいてふやすことができます。ただし、タネから育った株は、親株とは異なる花が咲く可能性があります。親株と同じ花を咲かせたい場合は、子株を株分けしてふやしましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

アンスリウムの育て方のページです。
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