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栽培管理|アーティチョーク【地植え】の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

アーティチョーク【地植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

アーティチョーク【地植え】写真

 アーティチョークは、地中海沿岸北部原産のキク科の多年草です。和名を「チョウセンアザミ」といい、巨大なアザミに似る見事な赤紫色の花を、初夏から夏にかけて咲かせます。蕾を塩ゆでして食べるのが一般的で、ヨーロッパでは野菜として普通に売られています。日本では、主に観賞用として栽培され、ハーブとしても用いられています。  アーティチョークの食べ方は、まず蕾を切り取り、そのまま豪快にお湯に投げ

管理

水やり

 植えつけ直後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。土が湿った時間が長いと、根腐れを起すことがあります。メリハリをつけた水やりを心がけましょう。

肥料

 適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を土に均等に混ぜ込んでから苗を植えつけます。その後は、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を月2回程度追肥しましょう。翌年からは、ソメイヨシノが開花する頃、適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を根元の土にばらまきます。さらに、アーティチョークの花が終わる頃に、同様の肥料を適量施します。

置き場所

 アーティチョークは、1年中日なたを好みます。寒さには強いですが、強い霜が降りる地域では、秋になったら根元を腐葉土や落ち葉などで覆い、寒さから保護する必要があります。夏の多湿と極端な乾燥にも注意が必要です。

ふやし方

 アーティチョークは、タネまきと株分けでふやすことができます。タネまきは、春と秋に行うことができます。日本の場合は、春、ヤエザクラが終わった頃がおすすめです。直まきも可能ですが、ポットまきにして苗を育て、最終的に育てる場所に植えつけることも可能です。ただし、アーティチョークは移植を嫌う植物です。本葉が4~5枚程度まで育った時点で、花壇や庭に植えつけましょう。植えつけが遅れると根づきにくく、その後の生長が悪くなるので、注意しましょう。

 開花は、翌年の初夏から夏です。種まきから開花まで少し時間がかかりますが、夏と冬を越えてしっかりした株になったとき、美しく大きな花を咲かせてくれます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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