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栽培管理|たまねぎ【鉢植え】の育て方
農業体験農園「百匁の里」園主 加藤正明
たまねぎ【鉢植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。
タマネギは、あらゆる料理に利用できるおなじみの常備野菜。冬越しさせて育てるので栽培期間は少々長めですが、収穫し甲斐のある野菜です。
使用するもの
- ジョウロ
- 園芸用ハサミ
- 追肥用肥料(液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「ベジフル液肥」など)
- フォーク(食事用のものを専用に)
管理
置き場所
風通しのよい日なたに置きましょう。
水やり
土の表面が白っぽく乾いたら、底穴から流れ出てくるまで、ジョウロでたっぷり株元へ水やりします。水やり回数の目安は以下です。9月〜10月 2日に1回、11月〜3月 5〜7日に1回、3月〜6月 2日に1回
肥料
植えつけから2週間後と、冬越しが終わりに近づく2月上旬、3月上旬に、株元に適量の粒状肥料を追肥します。
追肥は、2月上旬、3月上旬の2回行なう。株元の周辺に、肥料をパラパラとまいておく。
間引き・土寄せ
株元にときどき土寄せしておきます。さらに、株周りの土の表面を、フォークなどで軽くほぐしておくとよいでしょう。
摘花
4月ごろ、とう立ちといって、蕾がつく花茎が上がってきます。天候不順や極端な低温、冬越し中の肥料切れなどが原因です。タマネギの芯が固くなってしまうので、花茎はつけ根の5cmほど上で切っておきましょう。切った蕾つきの花茎は、天ぷらなどで食べられます。
防寒・冬越し
プランターは北風が当たらない南向きの軒下などに置き、乾かし気味に管理します。細い苗を植えたときや、霜が降りるような場所では、防虫ネットをかけるとよいでしょう。とう立ちするのも防げます。
収穫
5月中旬~6月中旬、葉が8割ほど倒れたら、根元を持って引き抜いて収穫します。晴天が続いて用土が乾いているときに作業するとよいでしょう。
練馬区農業体験「百匁(ひゃくめ)の里」園主。 野菜ソムリエ(ジュニア)。 34歳まで民間企業に勤め、社会経験を積んだのち、家業の農業を継ぐ。 平成17年度に練馬区農業体験「百匁(ひゃくめ)の里」を開園。 一般市民に野菜作りのノウハウを教えると同時に、野菜の美味しい食べ方も伝えている。 NHK趣味の園芸 やさいの時間 ミニコーナー「達人に学ぶ今月の管理作業」を担当。 著書に「加藤流 絶品野菜づくり」(万来舎)などがある。
たまねぎ【鉢植え】の育て方のページです。
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