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栽培管理|にんにく【鉢植え】の育て方

農業体験農園「百匁の里」園主 加藤正明

にんにく【鉢植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

にんにく【鉢植え】写真

さまざまなレシピに登場するニンニクは、茎や葉も利用でき、用途の広い香辛野菜のひとつ。冬越しを経る長期間の栽培にトライしてみましょう。

使用するもの

管理

 

 

置き場所

風通しのよい日なたに置きましょう。

 

水やり

土の表面が白っぽく乾いたら、底穴から流れ出てくるまで、ジョウロでたっぷり株元へ水やりします。水やり回数の目安は以下です。9月〜10月 2日に1回、11月〜3月 5〜7日に1回、3月〜6月 2日に1回

 

肥料

発芽後と、成長期に入る3月ごろ、株元に適量の肥料を追肥します。

 

間引き・土寄せ

株元にときどき土寄せしておきます。さらに、株周りの土の表面を、フォークなどで軽くほぐしておくとよいでしょう。

 

摘花

5月ごろ、蕾がつく花茎が上がってきます。鱗茎を太らせるためにもこの花茎は早めに切っておきましょう。切った花茎が、青果でも流痛する「ニンニクの芽」です。 花茎が伸びてきてから1〜2週間を目安に収穫しましょう。

 

防寒・冬越し

プランターは北風が当たらない南向きの軒下などに置き、乾かし気味に管理します。霜が降りるような場所で、温暖地向きの品種を栽培している場合は、防虫ネットをかけるとよいでしょう。

 


冬越し中は、プランターは凍らない場所に置き、乾かし気味に管理する。霜が降りる場所では寒冷紗をかけるとよい。

 

ふやし方

収穫した鱗茎を9〜10月の植えつけどきまで保存し、種球にすることができます。ただし、鱗茎が傷んだり、ウイルスに侵されているようであれば、新しい種球を入手したほうがよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫

 5~6月、葉が枯れはじめたら、根元を持って引き抜いて収穫します。晴天が続いて用土が乾いているときに作業するとよいでしょう。

 
監修:野菜ソムリエ(ジュニア)  加藤 正明

練馬区農業体験「百匁(ひゃくめ)の里」園主。 野菜ソムリエ(ジュニア)。 34歳まで民間企業に勤め、社会経験を積んだのち、家業の農業を継ぐ。 平成17年度に練馬区農業体験「百匁(ひゃくめ)の里」を開園。 一般市民に野菜作りのノウハウを教えると同時に、野菜の美味しい食べ方も伝えている。 NHK趣味の園芸 やさいの時間 ミニコーナー「達人に学ぶ今月の管理作業」を担当。 著書に「加藤流 絶品野菜づくり」(万来舎)などがある。

にんにく【鉢植え】の育て方のページです。
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