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栽培管理|インパチェンスの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

インパチェンスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

インパチェンス写真

インパチエンスは、アフリカやインドなどの熱帯から亜熱帯地域が原産地です。ツリフネソウ科の植物で、身近な植物では、ホウセンカの仲間です。子どもの頃、ホウセンカのタネを指で押さえ、パチンと弾いて遊んだことはありませんか? インパチエンスの名前は、ラテン語の impatient(我慢できない)が語源で、タネが弾けるさまに由来しています。 インパチエンスの花色は白、赤、朱赤、ピンクなど。

管理

水やり

鉢土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。晩秋から春にかけて、温室や室内に取り込んで管理する場合は、乾燥気味に管理しましょう。花に水がかかると、やや花もちが悪くなります。花壇植えよりも鉢栽培にして、雨の当たらない場所に置くとよいでしょう。

肥料

インパチエンスは、初夏から秋までたくさんの花を咲かせます。肥料が切れると花の数が少なくなり、葉色も薄くなるので、2週間に1回、液体肥料「花工場原液」の1,000倍液を施します。チッソ分の多い肥料を施すと、根腐れを起すことがあるので注意しましょう。

置き場所

インパチエンスは、日当たりを好む植物ですが、夏の強い日射しや西日に当たると、葉焼けをしたり蕾が落ちることがあるので注意しましょう。また、インパチエンスは耐陰性が強いので、明るい日陰なら栽培が可能です。ただし、日陰では花数が少なくなるので、置き場所に注意しましょう。

ふやし方

インパチエンスは、とても簡単にふやすことができます。ふやす方法は、タネまきとさし木で、特にさし木はとても簡単です。さし木の適期は初夏と初秋です。葉をつけた茎を2節ほど切り取り、切り口を30分ほど水につけてから、さし木用培養土にさします。切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶし、さし木用土にさすと発根が促されます。品種によって若干の差異はありますが、さし穂からは10日間ほどで根が伸び始め、20日後には鉢上げが可能です。さし木で注意したいのは、パテント品種です。パテント品種は、営利向けにふやすことが禁止されています。繁殖は、個人で楽しむ範囲にとどめましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

インパチェンスの育て方のページです。
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