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栽培管理|の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

写真

 エリゲロンは、北アメリカを中心に、世界各地に自生するキク科の植物です。日本では、アズマギクなどがその仲間になります。近年園芸店などで販売が見られるようになったエリゲロン・カルビンスキアヌスは、アメリカからメキシコにかけて自生する植物です。初夏から夏にかけて、1.5cm前後の小さな花をたくさん咲かせます。糸のような細かい花弁は、咲き始めは白色ですが、徐々に赤くなります。満開時は白や赤の花が混ざり、

管理

水やり

 鉢植えの場合は、乾いたらたっぷりと水をやります。花壇植えの場合は、定植時や乾期の水やり以外は、特に水をやる必要はありません。

肥料

 芽が動き出す前の早春と、茎葉が枯れ始める晩秋に、一般の植物の半分程度の緩効性化成肥料を施します。肥料が多すぎると茎葉に勢いが出過ぎて、花の数が減ってしまうので注意しましょう。緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、庭植えなら1m²当たり75g、鉢植えなら用土1ℓ当たり3g、株元にばらまいて施します。

置き場所

 日当たりを好む植物なので、日陰では花つきが悪くなります。寒さにはとても強いため、特に防寒の必要はありません。

切り戻し

 エリゲロンは、生育が旺盛な植物です。6月上旬に1回切り戻すと、夏場の蒸れを防ぐことができます。エリゲロンは回復力に優れるので、ある程度、株元近くまで切り戻しても、しっかりと再生します。

ふやし方

 タネまきや株分けでふやすことができます。

 タネまきは、春と秋が適期です。秋まきの場合は早めにまき、寒さが来る前に根をしっかり張らせることが大切です。特に寒冷地は、9月下旬までにタネまきを行ないましょう。寒さに強いエリゲロンですが、幼苗の期間中に厳しい寒さに当たると、枯死する場合もあるので、しっかり防寒してください。

 株分けは、主に秋に行ないます。こちらも厳しい冬が来る前に、根がしっかり張らせることが大切です。9月下旬~10月中旬までに、株分け作業を終えておきましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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