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オルレアの育て方
監修 園芸研究家 矢澤秀成
オルレアにつきやすい害虫・かかりやすい病気について、対策に役立つ薬剤をご紹介します。
オルレアは、ヨーロッパに自生するセリ科の一年草です。春から夏にかけて、美しい純白の花を咲かせ、それはまるで白いレースのようです。 日本でのオルレアの栽培の歴史はまだ浅いですが、最近、急激に庭のアクセントとして栽培する方がふえてきました。純白のオルレアが庭にあると、それだけで明るくなります。また、切り花としての出荷も見られるようになりました。オルレアのみでも、カスミソウのように脇役としても使えます。 オルレアを花壇に植える場合は、10株以上まとめてコロニー状にすることをおすすめします。草丈は50cm前後になるので、株間は20~30cm程度とると、美しく見えます。茎は比較的硬くしっかりとしているので、切り花としても楽しめます。
基本情報
- 科名属名:セリ科オルレア属
- 原産地:ヨーロッパ
- 分類:多年(宿根)草,耐寒性,草本
- 栽培のスタート:タネから
- 日照条件:日なた
- 生育適温:耐寒性は強いが、高温多湿に弱く夏に枯れる。
- 水やり:鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やり
- 特徴:暑さに弱いので、暖地では秋まき1年草として扱う。こぼれダネからも開花する。
- 樹高:草丈(50㎝前後)
- 種まき期:9月中旬~10月中旬
- 開花期 4月中旬~7月中旬
植えつけ方
植えつけ
ポット苗を植えつける場合、元肥として土に、緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を庭植えなら1m²当たり75g、鉢植えなら用土1ℓ当たり3gを混ぜて植えつけます。
管理
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。乾燥や過湿に弱い植物なので、乾かしすぎや水の与えすぎに注意しましょう。花壇植えの場合は、通常、水やりの必要はありませんが、乾燥期間が続く場合は水やりします。
肥料
肥料は、一般の植物よりも少なめに施します。肥料が多すぎると花が少なくなったり、葉が茂りすぎてしまうので、注意しましょう。緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、庭植えなら1m²当たり75g、鉢植えなら用土1ℓ当たり3g、株元にばらまいて施します。
置き場所
日当たりのよい場所に植えつけます。日当たりの悪い場所では、生育が悪くなって徒長します。夏の暑さが苦手なので、暑い時期は、明るい日陰などで管理します。
花がら摘み
花がら摘みは、まめに行ないましょう。花が終わった花茎をハサミで切り取ります。
使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
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