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栽培管理|ししとう【鉢植え】の育て方
農業体験農園「百匁の里」園主 加藤正明
ししとう【鉢植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。
シシトウは、暑さを好み、比較的栽培しやすく、たくさん収穫できるので、初心者にもおすすめ。定期的な追肥と枝を透かすように剪定すれば、長期間にわたって収穫できます。
使用するもの
- ジョウロ
- 園芸用ハサミ
- 支柱1本(本支柱用。高さ120cmぐらいのもの)
- 追肥用肥料(液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「ベジフル液肥」など)
- フォーク(食事用のものを専用に)
- 麻ひも、またはビニールタイ
管理
置き場所
風通しのよい日なたに置きましょう。
水やり
土の表面が乾いたら、底穴から流れ出てくるまで、ジョウロでたっぷり水やりします。水やり回数の目安は以下です。5月〜6月 1日1回、7月〜9月中旬 1日1〜2回(そのほか、雨が降っていない夕方には、葉水も与える)
肥料
植えつけから1カ月後から、定期的に追肥を施します。
間引き・土寄せ
株元にときどき土寄せしておきます。さらに、株周りの土の表面を、フォークなどで軽くほぐしておくとよいでしょう。
支柱立て
植えつけから1カ月経ったら、主枝に添わせて本支柱を立てます。茎に麻ひもなどをかけて、支柱に結び留めます。仮支柱は外しましょう。
立てた支柱に、主枝を麻ひもなどで結び留める。1番花より下のわき芽は、すべて摘み取る。
わき芽摘み
1番花の下のわき芽はすべてつけ根から摘み取ります。わき芽は同じ場所から、繰り返し発生するので、こまめに摘み取りましょう。また、1番花は早めに摘み取ります。
整枝と誘引
枝が混み合っていたら、内側に向かって伸びている枝をハサミで切り取ります。こうすると日当たりと風通しがよくなり、実つきがふえます。
摘果
花や果実がつき過ぎて混んでいる箇所の果実は摘み取って、よい果実に養分を集中させましょう。
収穫
果実がつき始めたら、小さめのうちにヘタの上をハサミで切って収穫します。果実の数が安定し始めたら、1果の長さが5~6cmになったら収穫します。ただし、甘とう美人など大実品種は、長さ15cmほどを目安にします。取り忘れがないように、どんどん収穫しましょう。
練馬区農業体験「百匁(ひゃくめ)の里」園主。 野菜ソムリエ(ジュニア)。 34歳まで民間企業に勤め、社会経験を積んだのち、家業の農業を継ぐ。 平成17年度に練馬区農業体験「百匁(ひゃくめ)の里」を開園。 一般市民に野菜作りのノウハウを教えると同時に、野菜の美味しい食べ方も伝えている。 NHK趣味の園芸 やさいの時間 ミニコーナー「達人に学ぶ今月の管理作業」を担当。 著書に「加藤流 絶品野菜づくり」(万来舎)などがある。
ししとう【鉢植え】の育て方のページです。
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