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栽培管理|カラミンサ・ネペタ【地植え】の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

カラミンサ・ネペタ【地植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

カラミンサ・ネペタ【地植え】写真

 カラミンサは、シソ科のハーブです。小さな白い花の美しさのほか、爽やかなハーブの香りが楽しめます。カラミンサ・ネペタは、地中海沿岸に自生するシソ科の常緑多年草です。日本で流通しているカラミンサの仲間で、最も流通量が多いのが、このカラミンサ・ネペタです。そのほか、流通しているカラミンサの仲間は、大輪のグランディフローラなどがあります。カラミンサ・ネペタは、少し紫色がかった白いかわいらしい花を、初夏か

管理

水やり

 土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。乾燥しすぎると葉が縮れ始め、そのまま枯死することがあります。成長期の水やりには、気を配りましょう。冬期は、やや乾かし気味でも大丈夫です。

肥料

 植えつけ時に、緩効性化成肥料を適量施します。粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、 「マイガーデン植物全般用」を、庭植えでは1m²当たり150g、鉢植えでは用土1ℓ当たり5gを土に混ぜて植えつけます。

 植えつけ後、追肥として2~3カ月に1回、同じ肥料を同量、株の周りの土の上にばらまいて施します。

置き場所

 日当たりがよい場所を好むので、一日中、日が当たる場所が最適です。半日陰でも生育しますが、やや徒長気味になります。

 また、葉の香りも若干弱くなります。寒さには強く、暖地では防寒なしでそのまま冬越しします。寒冷地では、株元を落ち葉でマルチングして、凍害や霜害から守りましょう。生育環境が合えば、毎年花を楽しむことができます。

ふやし方

 タネまきとさし木でふやすことができます。

 タネまきは、地温が上がってくるヤエザクラが散るころに行ないます。タネが小さいので、こぼさないようにまきましょう。

 さし木は、6月に行ないます。茎を2節ごとに切り取り、水に30分浸けてから、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶし、市販のさし木用土にさします。4週間後には根が張ってきます。3号(直径9cm)ポットに植え替えます。その際、粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を用土1ℓ当たり5g、混ぜた用土を使って植えつけます。さらに1カ月後には、花壇や鉢に植えられる大きさに成長します。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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