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栽培管理|カレンジュラの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

カレンジュラの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

カレンジュラ写真

カレンジュラは、南ヨーロッパに自生するキク科の植物です。早春から初夏にかけて、黄色やオレンジなどの鮮やかな暖色を咲かせます。日本ではキンセンカと呼ばれ、切り花にして仏花などに利用してきました。最近では、鉢花や花壇の植栽などに使われることが多くなりました。ヨーロッパでは「太陽のハーブ」、欧米では「ポットマリーゴールド」と呼ばれ、古くから愛されてきました。「マリーゴールド」とつくものの、一般にいうマリ

管理

水やり

 土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。冬は、乾燥気味に管理します。

肥料

 株を植えつけるときに、粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を施します。窒素分を多く含む肥料は、葉や茎を大きくしますが、花数が少なくなります。

置き場所

 カレンジュラは、日当たりを好む植物です。日当たりが悪い場所に置くと、茎がヒョロヒョロに育ったり、花が小さく、数も少なくなります。ある程度の寒さには強く、雪に埋もれても元気に成長します。ただし、強い寒風にさらされたり、寒暖差の激しいときは、葉先が枯れ込むことがあるので注意しましょう。

ふやし方

 カレンジュラのタネまきは、ヒガンバナが咲くころに行ないます。育てた苗は、本格的な冬が来る前までに植えつけを終えて、しっかりと根を張らせてから、冬越しさせます。

 なお、タネとりは初夏に行ないます。とったタネは紙袋などに入れて、風通しのよい日陰に吊るして乾燥させてから、冷蔵庫の野菜室などで保存します。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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