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栽培管理|ガーデンシクラメンの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ガーデンシクラメンの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ガーデンシクラメン写真

 ガーデンシクラメンは、耐寒性のある原種のシクラメンを元に育成された小型のシクラメンで、耐寒性が弱い一般的なシクラメンと栽培方法が異なります。比較的耐寒性が強いので、冬の屋外でも楽しむことができます。  花色は、白やピンク、赤などがあり、形もいろいろあります。最近は、八重咲きで、高級感のあるガーデンシクラメンもあります。

管理

水やり

 庭植えの場合は、植えつけ時にたっぷりと水やりします。その後も根が張るまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根がしっかり張ったら。水やりはほとんど必要ありません。

 鉢植えの場合は、土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。花や蕾には水をかけないように注意し、株元へ水を注ぎます。 

 また、水をやりすぎて、過湿気味にすると根や球根が腐ることもありますので、注意しましょう。

肥料

 苗を花壇に植えつけるとき、元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150gを土に混ぜて施します。鉢植えの場合は、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土の表面にばらまいて与えます。

 花が咲く時期には追肥として、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を規定量に薄め、2週間に1回、水代わりに与えます。

置き場所

 ガーデンシクラメンは、日当たりを好みます。日当たりの悪い場所では徒長したり、花が少なくなったり、花色が悪くなったりします。一般的なシクラメンに比べ、寒さには比較的強い傾向があるので、暖地では戸外でも栽培が可能です。ただし、寒冷地や強い霜が降りる地域では、室内で栽培しましょう。

夏越し・冬越し

 ガーデンシクラメンは、寒さだけではなく、比較的暑さにも強い傾向があります。夏越しも一般的なシクラメンに比べて、容易にできます。

 気温が上がり始めたら、雨が当たらない場所に置いて、やや乾燥気味に管理します。肥料は9月まで不要です。

 9月になったら古土や根を取り除き、同サイズ、もしくはひと回り大きなサイズの鉢に植え替えます。

 夏越したガーデンシクラメンは開花が早く、10月下旬頃から咲き始めることがあります。

ふやし方

 ガーデンシクラメンはタネでふやすことができます。花後についた実を大切にし、黄色く熟してきたら切り取って、実の中から1~2mmほどのタネを取り出します。洗ってすぐに清潔なタネまき用土にまき、軽く土をかぶせます。7~10日ほどで発根しますが、葉が出てくるのは30日ほど後。乾燥しすぎないように管理しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫

 

 
監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ガーデンシクラメンの育て方のページです。
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