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栽培管理|金魚草の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

金魚草の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

金魚草写真

ヨーロッパの南部や北アメリカ原産の植物です。春から初夏にかけてよく開花します。花色は、白や黄色、赤、オレンジ色、ピンクなど多数あります。花の甘い香りも特徴的です。一重咲きのほかに、最近は八重咲き品種も見かけるようになりました。花壇や鉢植えには矮性品種が、切り花には主に高性品種が利用されます。花をよく見ると、とてもユーモラスな形。花の形が金魚に似ていることから、この名前がつきました。

管理

水やり

土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。根が水浸しの状態が続くと、根腐れを起こすことがありますので、水はけのよい土を使い、土が乾き始めの頃を見計らってから、水やりをすることが大切です。

肥料

キンギョソウの根は繊細です。通常の植物よりも、やや薄めの肥料を施しましょう。追肥は、液体肥料「花工場原液」の2,000倍液を、水やり代わりにひと月に2~3回程度施します。ただし、夏は施肥を控えめにします。

置き場所

キンギョソウは日当たりを好みます。花壇の場合は、日当たりと水はけがよい場所を選んで植えつけます。鉢植えの場合は日当たりに置いて管理します。ただし、真夏は、直射日光を避けて明るい日陰へ移動し、株を休ませてあげましょう。

ふやし方

キンギョソウは、さし木やタネまきでふやすことができます。さし木は6月、もしくは10月ごろが適期です。切り取った茎を3節ほどの長さに調整して、水に30分ほど浸けて水揚げします。切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶし、さし木専用用土にさしましょう。2~3週間で発根します。

タネまきでふやす場合は、春まきと秋まきができます。やや暑さが苦手なキンギョソウの場合、春まきは寒冷地向きで、秋まきするのが一般的です。キンギョソウは好光性種子なので、発芽に光を必要とします。タネまきしたときは土をかけないか、かけるとしてもごく薄くかけます。土をしっかりかけてしまうと、発芽率が極端に悪くなりますので注意しましょう。

切り戻し

春から初夏にかけて、開花が一段落したころ、切り戻しを行います。まず、花がらや花茎を取り除きます。次に乱れた草姿を整え、草丈の1/3を目安にして切り詰めます。ただし、必ず下葉を残して切り戻すのがコツ。下葉を残して切り戻した方が、その後の生育が早くなり、秋には再び花が咲きます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

金魚草の育て方のページです。
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